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次世代DVD、ハリウッドも分裂
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20041130/mng_____kei_____003.shtml
東芝は二十九日、自社陣営が進める次世代DVDの規格「HD DVD」に、ワーナーブラザースなど米大手映画会社四社が参加すると発表した。これにより、ソニーなどの同規格「ブルーレイディスク」との間でハリウッド企業の支持が二手に分かれ、両陣営の競争が一段と激化しそうだ。
消費者が望む規格統一が遠のき、かつてのビデオ規格での「ベータ対VHS」のように市場に二規格の商品が流通することになりそうだ。
ワーナーのほか東芝陣営に加わるのは、パラマウント・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズ、独立系のニューラインシネマ。
大容量の次世代DVD規格では、東芝、三洋電機などのHD DVD陣営と、ソニー、松下電器産業などのブルーレイディスク陣営が企業を二分して競争している。ソニー陣営は現在のDVDも使用できる製品を発売。東芝陣営は同様にDVDと互換性がある製品を来年発売する。
豊富な人気映画を持つハリウッド企業の争奪戦も激化。これまでソニーがメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)を傘下に収めたほか、20世紀フォックスもソニー陣営に参加を表明した。
しかし、DVD販売では合計で市場の半分近くを占める四社が東芝陣営に加わることで、現段階では東芝側が一歩リードした形。
東芝側に参加を決めた四社は、製造コストの安さや著作権保護システムで優れていることなどを理由に挙げた。ユニバーサルは二〇〇五年中、パラマウントは〇六年初めに新規格で映画の新ソフトを発売するとしている。
東芝や同陣営に加わる三洋電機は、来年十月以降にも世界で新規格の録画、再生機などを発売する計画。東芝は一台十万円以下の価格を目指し、一〇年には年間三千億円の売上高を目標に掲げている。