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自由に、安全に闇討ちする権利【小倉秀夫のIT法のTopFront】
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[Weblog] / 2004年11月24日
はてなの住所登録問題及びLivedoorの削除問題や規約改正問題をみていると、つくづく、
自分の発言に対して一切責任をとる気がないくせに、企業に対しては自分の発言を削除するな、変更するなと声高に発言し、要求をのまなければ他の業者のところに行くぞと脅す(あるいは、実際に他の事業者に切り替える)人が結構いるのだなあ
と思いました。
私は、弁護士の中ではネット関係に詳しいということになっているので、ネット上で根拠のない誹謗中傷をされたとか、全裸の写真を掲載されてしまったとかという方から相談を受けることもあるわけですが、そのときは、たとえいたちごっこであろうと問題のコンテンツの即時削除を求めたり、「グーグル八分」を要求したりするし、発信者情報の開示を求めたりもするわけです(WinMXでプライバシー情報を共有させている者の発信者情報の開示をそのアクセスプロバイダーに請求して、裁判で最初に認めさせたのは、私ですし。)。
で、そういう「被害者」の方々に対して、「匿名による表現の自由を守るために、被害を受けても泣き寝入りしなさい」と諭すことは私にはできませんし、侵害者が飽きてやめるまでいたちごっこを続けましょうということも、本人がよくよく資力があるか、または、よくよく資力のあるスポンサーがいない限り難しいわけで(しかも、関与者と発信者との間で話し合いが付くまで、1週間なり2週間なり、問題のコンテンツが削除もされずに晒されっぱなしになるだなんて!!)、そうすると、関与者に対して発信者情報を開示してもらって直接侵害者を叩くか、違法な発信者をかばう関与者を叩くという方法をとらざるを得ないわけです。
なお、ファイルローグの時は、システムの使用上、利用者のIPアドレスは被害者の側で容易に把握可能だったわけですし、著作権侵害罪は明らかに刑法犯だったので、JASRACは日本MMOを叩く前に、違法ユーザーを叩けば良かったと今でも思っているのですが。