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本当は怖いMSの物語【がんばれ!!ゲイツ君】
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/column230.html
先週まで、MSと個人情報の話題をさせて頂いたのですが、いろいろ反響を頂きました、その中で、データマイニングソフトについてちょっと情報を頂きましたのでご紹介したいと思います。
データマイニングソフトというのは今かなり話題になっているプロダクトで、いわゆる多様なテキストデータを多方面から分析するもので、マーケティングを行うにはかなり有用とされている製品です。
で、その中である読者の方が、とある独立系データマイニングベンダーのセミナーに出席した所、どうもこのソフト、某シアトルの某社も使用していて、何千万件の個人情報をこれで分析している、とのことでした。
データマイニングソフトというのはデータを分析して有益な情報を得るソフトですから、住所とかメールアドレスとかそんなものを対象しても意味が無いわけです(東京都在住の人が多い、なんてそんなもの分析ソフト使わなくても解りますし、メールアドレスにaの文字が多い、なんてわかっても何にも使えませんしね)。
つまり、個人の嗜好などが埋め込まれた文書データを分析対象としないとどうしようも無いのですが、こういう数千万件の個人データ、この某シアトルの会社はいったいどうやって手に入れているのでしょうかね。なんか上手く収集する魔法のような方法でもあるのでしょうか。ま、多くは語りませんけれど(^^;。
さて、一週間の御無沙汰でしたが皆様いかがお過ごしでしたでしょうか、イラクではファルージャが米軍の総攻撃に遭ってかなり悲惨な状況になっているようで、病院も銃撃され、市内から脱出しようとした住民も米軍に銃殺されるなど、もうとどまるところを知らないようです。しかし、ここまで来るとユダヤ人を虐殺したナチスと何も代わりませんね。
ところで、コイズミ君は以前香田さんが殺害された時は「このような蛮行は決して許されるものでは無い」というコメントを出したと思っていたですが、今回のファルージャの虐殺には何もコメントを出していませんね。まぁもともとファルージャ総攻撃に賛成されたお方ですからしょうがないのでしょうが、イラク人なら何万人死のうがどうでも良いと考えているのでしょう。そう言えば最近国会で禅問答をされて話題になったようですが、全くネタには事欠かないお方ですね(笑)。
さて、このような感じで海外では日本では考えられないような悲惨な事が起きているのですが、ことコンピュータの世界でも同様のようで、遠く南米エクアドルにいらっしゃる読者の方からかなり驚くべきお便りを頂きましたので下記にご紹介させて頂こうと思います。
さて、表題の話ですが、先ごろ、こちらの企業で大変な事が起きました。MSのこ
ちらの代理店が、企業内の全PCを没収したのです。
経緯は、企業が社内PCの一括入れ替えを行った際、発注した業者がライセンスを
得ずに納入機器にWinをインストールし、企業側はそれと知らずに使っておりま
した。ところが、UPDATEでMSがその情報を把握し、なんと一切の警告抜き、司法
手続き抜きで、民間警備会社(こちらでは民間でも武装しています。)を使い、
強盗さながらの手法で企業内のPC全てを持ち去ったのです。
何が起きたか判らない企業は、当然の事ながら司法に提訴しました。ところが、
そのときにはすでにMS(本体です。)自体が当地法に基づく提訴をしていたた
め、その判決がなされるまで、今回の行為は不問に付される事になりました。
なんとも恐ろしい話で、最低賃金が$140、大卒でも$500を超える給料
は多くないこの国では$340もする正式版など使えるのは僅かでして、多分9
割方は違法コピーだろうと思われるのですが、警察ではなく、MSが個人の家庭や
企業に踏み込んで、個人財産を没収するという前例ができてしまいました。
普通の国ならば、間違いなく強盗事件として扱われるのだろうと思いますが、お
金の量が力と同義の南米ではまかり通ってしまいます。
私見ですが、どうもMSだけに限らず、個人情報収集の問題も含めて、「買った」
ものに対する所有権の考察が最近のPC業界や著作物の業界には不足しているので
はないか、と思えます。私が正当な方法で入手したPCは、仮にそれの上で不法な
コピーが使用されていようが、所有権は私に帰するのが現代の常識だろうと思う
のですが、どうも当地のMSではそれが理解されていないようです。
この事件以降、私の使用するPCのOSはKnoppixに切り替えました。因縁をつけら
れて、いやリンチまがいの行為で平穏な家庭にMSに踏み込まれてはこまりますの
で・・・
これを書くためにひさしぶりにWin2Kを立ち上げましたが、ちょっと怖いですね。
他の国ではMSは強盗にまで手を出しているというお話でした。
私もこのお便りを頂戴してかなり驚いたのですが、海外ではMSは警備会社を雇って他社の中に踏み込んでPCを勝手に強奪するなんてことが平気で行われているのですね。警察以外の組織がこんなことをするなんてどこの国の法律であっても100%犯罪ですが(日本だと刑法130条とか235条とか236条とかの違反で完全な懲役刑ですね)、こういうことを何のわだかまりもなく涼しい顔をしてやりとげるとは凄いです。この調子だと日本でもそのうち自衛隊の部隊とかを雇ってIBMのビルとかを占領しかねませんから注意が必要ですね。いやいや、我らがゲイツ君ならやりかねませんよこれ。
まぁでも、別に今まで彼らがやってきたことが強盗みたいなことですから今さらの事件なのかもしれませんが(^^;、少なくとも皆様も何やら青地の旗みたいなマークを付けた武装集団があなたの会社に入っていく所を見かけたら、裁判所に提訴される前に早いところ110番していただければと思います。それにしてもなんとも物騒な世の中になったものですね。
さて、そんな所で今日は短めですがこれで終わりです。めっきり寒くなってまいりましたが、今後も熱いコラムをお送りして行きたいと思いますので(笑)、なにとぞ宜しくお願いいたします。まぁ256回くらいまでは続けたいですからね。
ところで、先週MSNが新しい検索エンジンのベータ版であるMSNサーチをリリースしたことはご存じの方も多いかと思います。いわゆるGoogle潰しをもくろんでいるもので、二年もかけて開発してようやっと先日ベータ版が出来たということなのですが、案の定初日からトラブルが発生しているようですね。
ま、初日だからとりあずこうした障害が出るというのもありがちかと思いますので、心優しい皆様におきましては目をつぶってあげるようにして頂ければ幸いです。別にこんなもの使わなければ何も害もありませんしね(笑)。
でも、ちょっと気になるのは、少なくともMS社の公式サーチエンジンなのだから、会長の名前を日本語で入力しても英語で入力して検索しても公式ページがトップに来てくれないというのは、なんか問題じゃないかと思うのですが、いかがですかねゲイツ君(笑)、いや、別に私は何も悪いことしていないと思うんですけれど・・・・(^^;。
それでは、また来週まで。さようなら。