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野望の果て【がんばれ!!ゲイツ君】
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/column228.html
先週、イメージアップ大作戦と題してMCAのテーマソングをご紹介させていただいたのですが、あの歌を聞いてみたいと思ってMCAの資格を取ろうとお考えになった方がいらっしゃったらそれは多分時間の無駄ですからおやめになった方が良いでしょう(^^;。
と言いますか、別にこれはMSに限ったことでは無いのですが、実際に苦労して金をかけて資格を取ったとしても、今の時代だと実務経験が無いと未経験者と同じだと見なされてしまいますからね。ちなみに私は資格は一切持っていないです(運転免許くらいですか(笑))、まぁ怠けものだというのもあるのですけれど。
ちなみに、MSは最近こうしたイベントを手がけているようです。これもイメージアップ大作戦の一環なのかもしれませんが、一般家庭向けのセキュリティ説明会ということでスーパーのジャスコとかイオンとかで執り行われるようですね。
これ、一体何を説明するのか解りませんが、WindowsとかIEとかのセキュリティホールとかOutlookExpressの危険性とかそんなことを話始めたらそれこそ千夜一夜物語みたいになってしまうと思うのですが大丈夫なのでしょうか(^^;。
それともMSに都合の悪いことは一切言わないで「インターネットって実は怖いんだから知らない人のメールを勝手に開けちゃ駄目ですよ」なんてことしか言わないとかですかね。まぁそれもいいですがメールを送ったら違う人に送られるとか送信先を隠したつもりがばれてしまうとかそういった事も教えないと駄目だと思いますよ(:-P。
ちなみに、このイベントの会場ではクイズも執り行われることになっているようで、下記のような文章も乗っておりました。
クイズの正解者には、マイクロソフトの最新版家庭向けソフトウェアおよびハードウェアを賞品として差し上げる予定です。
これ、最近訴訟されて話題になっている例のダメボックスのことですかね(^^;。ま、ゲーム機にデータのバックアップとか交換の方法とか何も考えないでハードディスクを搭載した末路がこんなことになるわけですよね。いやはや。
とりあえずそんなことするよりその場で黙ってKnoppixのブートCD配った方がよっぽど根本的な解決にもなりますし手間もかかりませんので、ぜひゲイツ君も実践してみていただけますと幸いです(^^;。
さて、一週間の御無沙汰でしたがみなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。イラクでは日本人が惨殺されるという痛ましい事件が起きてしまいましたが、しかし自衛隊もあんな所まで行って日本人一人救えず現地のテロ組織を刺激するだけとなると、日本に帰って新潟で被災者の支援活動した方がよっぽど世のため人のためになりますね。どうせ向こうに居てもNGO団体に比べてろくな給水活動もできていませんから。まぁコイズミ君が変な意地張っている間は無理ですかね(:-P。さて、今週の話題と行きましょう。
先週、こんな記事が話題になったことをご存じでしょうか。
マイクロソフト、無償配布ソフトを違法コピーの「踏み絵」に
要するに、今度作ったスライドショー作成ソフトを無料であげる代わりに、今使っているPCのWindowsが正規のライセンスなのかどうかチェックをさせろ、ということなのだそうです(Windows Genuine Advantageとかいうプログラムのようで)。
別に家庭用のスライドショー作成ソフトなんてタダでくれてもいらないと思うのですが、このライセンス調査の件、考えてみるとかなりおかしな話です。
一体このプログラム、どうやってそのWindowsが正規のライセンスだということを判定しているんでしょうか?
WindowsのシリアルNoでチェックをするんだ、と言う人もいるかもしれませんが、例えば一つの製品を何人かでコピーしまくってインストールしたとしても、別にそのシリアルNo自体は正規なものですからこれだとチェックできません。
そうすると、ライセンス登録していないPCを海賊版だと見なす、という手段もあるかと思いますが、しかし、ライセンス登録をしていないからそれは海賊版だというのにもかなり無理があります。私もソフトを買ってもライセンス登録しない場合が多いのですが、ライセンス登録した所で変なダイレクトメールが来るだけで何もメリットなんか無いのでやらないのですよね。それどころかMSにメールアドレスとかうっかり送ったら速攻でスパム業者に送られてスパムメールの格好の餌食になることもありますから(経験者談(^^;)、ことこの会社の場合は慎重になる人も多いでしょう。PCを買って登録しないでそのまま使っている人もかなりいるはずですしね。
で、今回この件についてお便りを頂きましたので、下記にご紹介したいと思います。
その後、MSのライセンス確認の技術に興味がわきまして
ネットでどのような技術なのか調べていたのですが、唖
然としてしまいました。
「米Microsoft、Download Centerで“海賊版Windows”のチェック機能」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/09/21/4704.html
この記事の中で
「OSのバージョンやプロダクトキー、BIOS、PCメーカー名などの情報を識別し、
使用しているWindowsが正規に購入したものか、不正にコピーされた海賊版かど
うかをチェックする機能」
だということが判明しました。
つまりMSはオンラインユーザー登録かWindows UpdateでBIOSの内部製造番号
やPCメーカ名(多分機種情報も)を吸い上げているというわけですね。
(メーカーがPCに初期セットアップした時に情報を報告している可能性も考慮
したのですが、OS単体販売分もあるので、それは非現実的だと思います)
オンライン登録時に利用者登録を行う中で、そのような情報を吸い上げるとは
明記していないはずです。実際、私も会社のPCを初期セットアップした時に、
ユーザ登録を行ったのですが、注意事項の中にBIOS情報を収集するとはどこに
も明記されていませんでした。
たしかWinNT4.0のWindows Updateを動かすと
「この作業でお客様の個人情報を収集しておりません」
と明記しているはずです。
(WinNT4.0は WinUpdateのVer3だったと思います)
今試しにWinXp ProからWindows Update(V5)を動かして、Windows Updateのプラ
イバシーポリシーとプライバシーを確認したのですが、さらにびっくりしました。
「Windows Updateプライバシーポリシー」
http://v5.windowsupdate.microsoft.com/v5consumer/default.aspx?ln=ja
「Microsoft.com Japan プライバシーに関する声明」
http://www.microsoft.com/info/ja/privacy.mspx
明らかにWindows Update時に個人情報を収集していると、自分達で声明されて
います。管理はMSで行うというだけで収集している事実は変わりありません。
ちなみにプライバシーポリシー及びプライバシーに対する声明はWindows Update
の下部に小さくリンクされてるだけです。
(普通の人間がそんなところまで読むわけないだろうが!)
上記2つのページを相互比較しながら読んでいくと、いろいろ怪しい
ことをやっている疑いが出てきます
・少なくともMSはWindows UpdateやOffice Updateを通して、利用者個人
のマシン情報及び構成情報、利用しているブラウザの種類などを回収し
ている。
・Windowsが内部で生成している一意識別子(GUID)自体は個人情報を含ん
でいないが、GUIDを用いてマシン情報の管理を行っている。
・GUIDはMSのユーザー登録情報と関連付けを行うことが可能ではある。
(そうでないと、利用者に対して個人情報の収集依頼はできないはず)
・Windows Update、Office Update、MSNは場合によってはIPや利用プロバイダ
操作内容の情報を収集している。
(典型的なアドウェアの動きではないか?)
最悪の想定ですが、GUIDとユーザー登録時の利用者名や所在などが連結されて
いた場合、GUIDが判明すれば利用者の個人情報は完全にばれるということにな
ります。
これでも個人情報の収集は行っていないと言えるのでしょうか?
私もInternetWatchの記事を見ていなかったので気が付かなかったのですが、これだと確かにオンライン登録時にBIOSとかハードウエアの情報とか一切がっさい丸ごと吸い上げているようですね。まぁ、Macアドレスや周辺機器の情報でライセンスのロックをする機能を出していたのであり得る話だと思ってはいましたが、しかしWindowsUpdateで個人情報まで吸い上げていたとは知りませんでした。確かに上記のMSのサイトを見ると、
当サイトは、お客様がインターネットへのアクセスに使用するインターネット サービス プロバイダ名と IP (Internet Protocol) アドレス、アクセスの日時、当サイト内でアクセスしたページ、当サイトへの直接リンクが用意されていたアクセス元の Web サイトのインターネットアドレスなど、当サイトへのアクセスに関する特定の情報を収集する場合があります。
なんてとんでも無い記述が堂々と記載されています。
こういうことをしているとなると、実際何をやられているかわかったものじゃありませんね。例えばアドレス帳のメールアドレスを吸い上げるなんてお手の物でしょうし、IEのお気に入りを吸い上げるなんてことも簡単です。やろうと思えばOutLookのメールの履歴だって取れるでしょう。WindowsUpdateを強制的に実行させることでタイミングも思いのままです。
しかし、こういう情報ってかなり高く売れそうですよね。特にやくざとか総会屋の組織とか他人の弱みを握るような所はのどから手が出るほど欲しいものでしょう。あ、MSが元からヤクザだというのはここではあえて言及しませんけど(:-P。そういえばかなり以前に、実際にWindowsの開発をしていたという方から「MSはwindowsNT3.5の時代から個人情報を吸い上げていた」と言う情報をご紹介したことがありましたが、今だとWindowsUpdateとインターネットという魔法の道具を手に入れたことでもうゲイツ君もやりたい放題です。
というわけで、こんな危ないものとはもうそろそろすっぱり縁を切るのが良いでしょうね。ちょうどTurboLinuxも11/12からHomeEdtionを発売するようですし(筆ぐるめfor Linuxが付いているようで。しかしこの画面はとてもLinuxとは思えないですね(^^;)、乗り換えるには良い機会かと思います。一太郎もLinux版が出ましたしね。
といった所で今日の所はこの辺で終わりです。それにしてもまぁとんでも無い世の中になったものですね。そういえばアメリカ大統領選がそろそろありますが、オンラインの投票なんてものができたおかげでこの調子だとゲイツ君の思いのままなんてこともあるかもしれませんね。まさに世界征服なんてこともあなかち冗談では無くなる世の中になって参りました。いやはや。
ところでちょっと前の話になるのですが、ドイツのFOCUS Magazineという雑誌にゲイツ君が出ていたようです。その時の生のインタビューの模様がインタビューアー氏の好意により紹介されており、日本語訳も出ていますが、この内容がかなり凄いです。
要するに、MSの製品には重大なバグは何も無い、のだそうです。もしバグだと思ったら、それは製品が悪いのではなくて使い方が悪いのだそうで、またたとえバグがあったとしても、修正なんかしてももうからないから気にしないとのことです。
さらに、「バグが出て困っている」と人々がよく話すのは、バグが多いからではなくて、「そういうことを話すことがCoolだからだ」なのだそうで。
なんかこの人真面目にどっか頭をやられてしまったのでしょうか。まぁ確かにこんなことを考えているんならいつまでたってもバグも直らないのも解りますが、しかしウケ狙いで言っているんじゃないですよねこれ。別にわざわざネタを作ってくれなくてもいいのですけれどゲイツ君。
この調子だとそのうち本気で「Windowsで世界征服だぁ!」なんて言い出すかもしれませんからみなさまも今後の彼の動向にご注意いただきますと幸いです。これだとまだブッシュやコイズミ君の方がマシ、なんて言いたくもありませんが(^^;。
それでは、また来週まで。さようなら。