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昼ウィンドウズ、夜はリナックス PC連結スパコン並み
http://www.asahi.com/business/update/1107/001.html
広島大学は富士通、理化学研究所と協力して05年4月から、キャンパス内のパソコンが使われていない時は高性能コンピューターの一部として作動させる「グリッドコンピューティング」の仕組みを導入する。基本ソフト(OS)を通常時のウィンドウズから必要に応じてリナックスに切り替える技術を初めて採用、低予算でスーパーコンピューター並みの性能を実現する。
広島大は教育用に500台のパソコンを新たに導入。夜間や授業の空き時間、長期休暇など学生が使わない時に、複数台をつないで、高性能のコンピューターとして作動できるようにする。500台を組み合わせた場合の計算能力は1秒間に2・8兆回で、現在、広島大が用いているスーパーコンピューターの100倍以上になる。
利用者はホームページでの操作を通じて簡単に高性能の環境を使えるようになるという。OSは管理サーバーを通じて一斉にリナックスに切り替える。研究用や並列処理に適したソフトは、リナックス対応の方が多いためだ。通常時は学生が使いやすいようにウィンドウズを使う。
広島大は「地方の大学は使える予算が限られるが、新しい仕組みは教育用として購入するパソコンが、スーパーコンピューターの代わりになる」と予算削減の効果に期待する。広島大学病院でCTスキャン撮影した医療画像を大量保存し、症例の検索に用いるなどの用途を予定している。
高性能のコンピューターは新製品開発時のシミュレーション用として企業からの注目を集めている。広島大では、このシステムで理化学研究所が開発した設計・シミュレーションソフトを用い、企業との共同研究にも役立てる方針だ。
(11/07 13:26)