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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041009-00000005-scn-int
2001年後半の制作開始から3年をかけ、『中国古代文学史電子資料庫』が完成した。8日付で人民日報海外版が伝えた。
北京市の首都師範大学、江蘇(こうそ)省の南京師範大学、四川(しせん)省の四川師範大学、遼寧(りょうねい)省の鞍山師範学院が、北京国学時代文化伝播有限公司と共同で開発したソフト。50人以上の研究者が参加し、3年の歳月と100万元以上が投じられた。
先秦から晩清までの600部以上の文献と、20世紀以降の文学史上重要な作品をデジタル化して収め、1億5000万文字が全文検索できる。
文学史あるいは歴史学の研究に関しては、これまで「典故をどれだけ掌握しているかが、よい研究ができるかどうかの決め手だ」ということが常識だった。特に、膨大な作品の蓄積がある中国文学、中国史では、このような傾向が強かった。
デジタル化の推進により、このような「情報格差」が緩和されていくのは確実。すでに日本の若手専門家からも「今後の研究の広がりが出来る」と、評価する声が上がっている。
これまでに、約8億文字を検索することを可能にした「文淵閣四庫全書」CD−ROM版が誕生するなど、中国ならびに台湾ではここ数年、文献のデジタル化が急速に進んでいる。中国に関する人文科学分野の研究は、一つの転換点を迎えている。(編集担当:中村彩)
(サーチナ・中国情報局) - 10月9日21時58分更新