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(回答先: 録画したもの、誰がいつ見るの(爆) ソニー、6放送を1週間分録画できるパソコン 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 10 月 06 日 10:43:55)
見る前に焼け!HDDレコーダー容量スリム化、究極のワザ
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20041005/109681/?from=RSS
以前、デジタル音楽プレーヤーの「HDDを使い切る方法」という話をしたが、今回はその逆。HDD&DVDレコーダーの「HDD容量が足りない!」という悩みを解決するイイ手をお伝えしよう。それどころか、HDD容量が余って仕方がない、というレベルに到達すること請け合いである。
よく「HDDの容量さえもっとあれば番組を整理できるのに」という声を聞く。しかし、おそらくそうではないのだ。 80GB→160GB→250GB→400GBとDVDレコーダーのHDD容量は増えてきているが、どんなにあっても、結局、満杯にしてしまう。容量が足りないという問題は装置に原因があるのではなく、「いつか見るかもしれないから消さない」という“気持ち”に起因している。
ここで紹介するのは、この問題に苦しんできた私と、某K記者、それに本サイトの連載「AV機器酷使生活」でおなじみのライター・鈴木桂水氏がさまざまな試行錯誤を試みたうえ、至った結論だ。
方法は非常に単純である。「いつか見るかもしれない番組を、いや見ないかもしれない番組も含めて、取りあえず全部DVDメディアにダビングして、HDD容量を空けろ」。要するに、「見る前に焼け!」ということだ。「なあーんだ。そんなの当たり前」と思うなかれ。実際、これによって私などは、HDD使用量を常時50GB以下まで減らすことに成功したのである。
さあ、この方法を活用してもう一度、HDDの空き容量を取り戻そう。以下にダビング保存の際、忘れてはならないコツを記すので、手順どおりに行えばバッチリだ。
■コツその1:DVDメディアは必ず50枚パックを買う
DVDメディアにダビングすると聞いて、真っ先に思うのが「コストがかかりそう」ということだろう。だが、最近ではメディアの価格は相当安くなっているのをご存じだろうか。DVD-Rは1枚250円程度。究極までコストを下げるためには、エイヤッと50枚パックを買ってしまおう。スピンドルパックなどとも呼ばれる、円柱にメディアが50枚挿してあるセットだ。
ダビングにかかるメディアコストを下表にまとめてみた。ドラマ1クールを全部録画しても1000円に満たないレベルに収まる。意外に高くないことがわかるはずだ。
●こんな番組をまるごと保存すると?
タイトル 1回あたりの放送時間 合計放送時間 DVD枚数と合計費用*
ドラマ(1クール・全12回) 54分 10.8時間 6枚/960円
大河ドラマ(1年・全50話) 45分 37.5時間 25枚/4000円
朝の連続ドラマ(半年・全150話) 15分 37.5時間 19枚/3040円
アニメ(半年・全26話) 30分 13時間 7枚/1120円
NHKきょうの料理(1年・全200回) 25分 83.3時間 50枚/8000円
語学番組(1年・全50回) 30分 25時間 13枚/2080円
F1(1シーズン・全18戦) 2時間 36時間 18枚/5760円
*録画コストの計算は1枚160円のDVD-Rに、標準モード(1枚に2時間録画可能)で記録したとして計算。それぞれ、1枚のDVDに入る番組回数を考慮しながら、必要枚数を算出した
2004/10/06
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20041005/109681/index2.shtml
■コツその2:保存は、場所をとらないDVD用ファイルに
DVDメディアにダビングしても、メディアを保管しておく場所がない…。これもよく聞く悩み。それには、保管スペースを一気に1/5以下にする方法がある。メディアケースは使わず、DVD用ファイルに収納すればいい。上記のスピンドルパックには、もともと個別メディアケースは付いていないので、環境保護の点でも好都合だ。
DVD用ファイルはいろいろなものが販売されているが、たとえば80枚収納タイプでもせいぜい5〜6cmの背幅。実売価格は700〜1000円といったところだ。
これは、書棚整理と同じ方法論。まず、ハッキリ保存する価値なしと判断できる番組はHDDから消去してしまう。「その番組を保存しておくべきかどうか見て判断する」なんて悩んだりするのが一番危険だ。そのまま見ないでDVD-Rに保存しよう。内容のわからないものを見て判断する時間があるなら、保存に値する番組から見た方がいい。
内容が大切なのはわかっているけど一度見たら消したい、DVD-Rで“永久保存”するまでもないという場合、DVD-RAM/-RW/ +RWといった消去できるメディアを一時保管用にしてダビングしておこう。ただし、このメディアは5枚を超えると、まず消化することはできない。これを “鉄の縛り”として、枚数を増やさないようにすることだ。
■コツその4:CMカットはしない、ノー編集が基本
こういったコダワリを始めるとキリがない。凝ったメニュー作りとか、盤面印刷とか、CMの完璧なカットなどというのは単なる自己満足。HDDを空けることを最優先するには、手間のかかるそんなことをしてはいけない。
「DVDを再生するときにCMスキップボタンを押せば一瞬で30秒飛ばしてくれるんですから、なにも録画時にCMカットする必要はないんですよ」(鈴木桂水談)
時間をかけないということに関しては、ほかにも、
・ダビング時間が長くなる「ぴったりダビング」「レート変換ダビング」はせず、高速ダビングのみを使う。
・メディアに多少、容量の余りが出たとしても全部使い切ろうとせず、ファイルに入れる。
・番組名データベースなどは間違っても作らず、盤面にマジックで書くだけにする。もしくはメモ用紙に番組名を書いて、ファイルに一緒に差し込んでおく。
などが大事なポイントである。
■コツその5:録画画質は“標準”で十分、長時間モードでもOK
録画画質の設定で「超高画質」などのモードがある。たしかに放送品質と変わらないほどキレイに録画できるのだが、これがDVDダビングの大敵になる。容量が大きくなりすぎて、DVDメディア1枚に番組が入らないなどという笑えない事態になるのだ。普通の番組なら、超高画質モードは使わず「SP」など標準画質とされているモードで、ほとんど問題ない。
「それどころか、僕はLP(長時間)モードを基本に録画しています。がっかりするほどの画像ではありませんから」(K記者)。ここまで割り切れれば、HDDに録画できる時間も一気に2倍になるというわけだ。
さて、いかがだろう。HDDを空ける自信がわいてきたのではないだろうか。さっそく今夜からでも、試して頂きたい。(小向 将弘=日経クリック)
2004/10/06