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「Linux支持者は」と言うよりも「GNU GPL 支持者は」と言うことなのだろう。確かにタダ主義だが、共産主義は政治の世界で支配の道具に成り下がったが、「GNU GPL」は誰にも支配されないための道具と言うべきだろう
「Linux世界では誰も特許を支持しない」とMSバルマー氏【いわば、八つ当たり"口"撃】
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0409/06/news028.html
MSのバルマーCEOは「FUDを広めようとしているのではない」と前置きしつつ、SCOの訴訟やTCOを持ち出し、4年前と変わらず容赦ない攻撃をオープンソースに浴びせた。(IDG)
ニュース
2004/09/06 17:31 更新
スティーブ・バルマー氏の世界は、2000年にシアトルで行った年次アナリスト説明会で「Linux支持者は共産主義者のようだ」と発言した時から大して変わっていない。先週ボストンで行った講演で、同氏は再び反Linux路線を打ち出した。
「私はFUD(恐怖・不安・疑念)を広めようとしているのではない」とMicrosoftのCEO(最高経営責任者)を務めるバルマー氏は9月1日、Massachusetts Software Council(MSC)のメンバーに向けて語った。「私はただ、人々は自分自身でこの問題を調べるべきだと考えているだけだ」
同氏は、Microsoftプラットフォームは.NETなど同社のほかの技術とより容易に連係するため、WindowsのTCO(総所有コスト)はLinuxより安いとするMicrosoftの主張に触れた。また、(今や悪名高い)Microsoftがスポンサーに付いたForrester Researchの調査が、いかに同氏の主張を裏付けているかについても語った。
それからバルマー氏は、「FUDを広めようとしていない」人物として、多くの観測筋が考えている通りのことをするとし、Linuxの利用者はSCOのさまざまな訴訟(IBM、DaimlerChrysler、Novellなどに対する)を心配しなくてはならないが、MicrosoftはEolas Technologiesに起こされた特許訴訟では今のところ負けているものの、しっかりと顧客を支援し、この裁判から派生した金銭的な影響から顧客を保護すると述べた。
同氏は「Linuxの世界では、誰も特許クレームを支持しない」と宣言し、Microsoftの世界では、Microsoftが特許を支持すると考えられるのは明らかだと述べた。
また同氏はこの講演を機会に、コミュニティーとしてのWindows開発者は、オープンソース開発コミュニティーよりも結束が固いと主張した。
同氏は(オープンソースに対し)手心を加えることはなかった。ある意味では、同氏がLinuxをSun Microsystems、Oracleに次ぐ第3の脅威だと言った2000年7月のMicrosoft年次アナリスト説明会を思い起こさせる講演だった。
当時バルマー氏は、「Linuxによる競争上の脅威、ある意味では競争上の機会」を強調した。
「Linuxは手強い競争相手だ。Linuxと呼べる企業はない。Linuxロードマップもない。しかし、Linuxは組織的に大地から湧き出てきたようだ」(同氏)
同氏は続けてこう語った。「Linuxに関して人々が強く愛する共産主義的な特徴は、タダということだ。私はそれを物笑いの種にしようとしているのではない。これは実際に競争上の問題だからだ。今日、まだデスクトップのほとんどの分野では、われわれとLinuxとの間に大した競争はない。サーバ市場ではかなりの競争が起きている。また、Linuxはこの世界を変えると言えるだろうが、私が見たところそうした事態は起きていない。今のところはそのような展開にはなっていない」
それから4年が経ったが、バルマー氏のアプローチはそう大きくは変わっていない。同氏は依然として、「Linuxのアキレス腱は誰も責任を負わないこと」と考えている。
同氏がこの基調講演を行ったMSCのFall Membership Meetingには、マサチューセッツ地域のソフト業界リーダー数百人が参加した。Linuxのほか、同氏は新しい技術とトレンド、今後10年間のMicrosoftの研究開発の焦点、IT支出の将来について語った。
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[IDG Japan]