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2004年上半期のスパイウエア検出総数は5480万個,要注意アドウエアは「CoolWebSearch」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20040805/148243/
米EarthLinkと米Webroot Softwareが,2004年上半期のスパイウエアに関する調査結果を,米国時間8月4日に発表した。両社が2004年1〜6月に消費者のパソコン約200万台を検査したところ,合計5480万個のスパイウエアが検出された。パソコン1台あたり,平均26.5個のスパイウエアがインストールされていた計算になる。
2004年の第1四半期から第2四半期にかけて,アドウエアとアドウエア・クッキーの検出数が大幅に増加した。一方,システム・モニターとトロイの木馬はやや減少した。
Webroot社はアドウエアを,「消費者のコンピュータ上で,ポップアップ/ポップアンダー/バナー広告など,広告表示をサポートするソフトウエア」と定義している。アドウエアによっては,ユーザーが訪問したサイトなど,Web上の行動を追跡するものもあるという。
アンチスパイウエア技術ベンダーのコンソーシアムであるCOASTによると,アドウエアはブラウザの性能を低下させたり,最悪の場合,ユーザーの承認なしに他社製ソフトウエアをダウンロードする可能性があるという。
Webroots社は,とりわけ有害なアドウエアとして「CoolWebSearch(CWS)」を挙げた。CWSはWebブラウザのホームページを“ハイジャック”して,有料Webサイトに接続する。また,多数のポップアップ広告を表示させるため,コンピュータがクラッシュすることがあるほか,ポルノ関連のリンクをブックマークに加える,ブラウザの設定を変更する,多数のファイルをパソコンに格納して,コンピュータの性能を低下させるなど,さまざまな弊害が報告されている。同社はこれまで,CWSの亜種を約100種類検出したという。
■スパイウエアの調査結果
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2004年 2004年 2004年
Q1 Q2 上半期合計
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検査したパソコン 703,002 1,368,775 2,071,777
検出したスパイウエア 8,611,344 36,203,219 54,814,563
パソコン1台あたりのスパイウエア 26.5 26.5 26.5
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検出したスパイウエアの内訳
アドウエア 3,558,595 7,887,557 11,446,152
アドウエア・クッキー 14,799,874 27,868,767 42,668,641
システム・モニター 122,553 210,256 332,809
トロイの木馬 130,322 236,639 366,961
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出典:Webroot社,EarthLink社
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◎この記事は、海外で発表されたニュース・リリースの抜粋を速報体制で制作しています。あくまでも抜粋ですので、内容などにつきましては必ず文末にある「発表資料」へのリンクでご確認ください。