現在地 HOME > 掲示板 > IT6 > 103.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
予算1億3千万円、落札4万円 警察庁事業で松下電器【朝日】
http://www.asahi.com/national/update/0803/010.html
警察庁が一般競争入札を実施した、予算1億3000万円の駐車違反取り締まり用コンピューターシステムと端末の開発などについて、松下電器産業が4万円で落札していたことがわかった。原価を大幅に下回る落札は、独占禁止法違反の不当廉売にあたる可能性があるが、同庁は同社側から事情を聴き不当価格でないことを確認したという。
このシステムは、駐車違反取り締まりを民間業者へ一部委託するのに伴って開発予定。業者はカメラが付いた小型のノートパソコンのような端末機を携行し、違反車のナンバーや時間などを入力。警察がコンピューターで確認する仕組み。同庁は開発費や人件費など総額1億3000万円を見込んでいた。
関係者によると、先月中旬に実施された入札には大手4社が参加。他の3社は約400万円から約1億4000万円で入札したという。
松下電器産業広報グループによると、同社には運輸業者の集荷配送業務などに応用されている汎用(はんよう)端末機があり、ソフトの一部改良で落札業務に対応できることや、通常業務の範囲内で応じるため人件費もかからないことから「採算はあっている」と説明。同庁は「このような前例があったかは分からないが、法令上も問題はないと考える」としている。
安値落札をめぐっては、01年に、日立製作所が東京都発注の文書管理システムを750円で落札した際、公正取引委員会が不当廉売のおそれがあるとして行政指導にあたる警告を出した例がある。
電子システムの導入では一般的に、大幅に安く落札しても、次年度以降に維持管理業務などが受注できるメリットがあるとされる。
(08/03 05:57)