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(回答先: あっしらさんへ−−−再び 投稿者 筋肉脳 日時 2004 年 10 月 30 日 09:43:27)
筋肉脳さん、どうもです。
まず、後日、考察者Ｋさんの論とは離れたかたちで、現状ではなぜ日本で「国家破産」は起きないか（正確には起こさないか）を後日まとめたいと思っています。（読みにくいかたちですが、１行レスで説明は終わっていると思っています）
自己弁護や一方的な主張だと受け止められることを承知で簡単に経緯を説明させてもらいます。
考察者Ｋさんとは数度のやり取りの経験があり、考察者Ｋさんと他の方との間のやり取りも見てきました。
「国家破産」問題についても議論板１９で他の方とやり取りされていましたが、その説明論理とその反論ぶりからまともにやり取りする気にならなかったのでレスを付けることも控えていました。
※ 対象スレッド：「日本は破綻しています。（２６日サンデープロジェクトを見て考察する）」（ http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/426.html ）
ご迷惑をかけ醜態をさらす対応に至ったきっかけは、考察者Ｋさんの「暴論 馬鹿には選挙権を与えない方が良い。」（ http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/429.html ）です。
私は民主主義者でも平等主義者でもないので、制限選挙制度も理に適っていれば検討してもいいじゃないかと思っていますが、考察者Ｋさんの「馬鹿定義」は程度の差はあるとしても誰もが抵触するものですから、そんなアイデアを提起しても意味がないという趣旨の１行レスを付けました。
量的な差ではなく質的なものとして「馬鹿と非馬鹿の違い」が人々のあいだで本当に存在するのなら、馬鹿に選挙権を与えないというのは暴論ではあっても、意味（有効性）はあります。
考察者Ｋさんは私のレスの趣旨さえ未だ理解されていないようですから、この問題もあれ以上にやり取りするつもりはありません。
「国家破産」の問題も、考察者Ｋさんが日本は破産必至と判断する気持ちは十分に理解できますが（企業や家計であれば間違いなく破綻する状態です）、政府の機能や通貨の性格そして国際関係を考えれば、現状の債権債務関係を基に「国家破産は決定的」だとか相続制度の改正でのみ解決できるという主張は煽りを超える論ではありません。
（某大国が破産と評価すれば破産になるという人は財政論理として破産の不可避を語るべきではないと思っています。破産は債務不履行が最低限の条件ですから、それがない状態で某大国が破産と言い募るのは「イラク戦争の大義」と同じで政治的には有効なのかもしれませんがそれ以上の意味はありません）
そのような投稿内容だから「カス」だと言っているのではなく（国家破産論はいろんなところではびこっています）、「暴論 馬鹿には選挙権を与えない方が良い。」のようなことを書き、日本の現状を良くしたいから訴えていると宣言している人が、軽々に（根拠が希薄のまま）「国家破産は決定的」だと繰り返すのみならず、政府の吸い上げを増やす増税策の必要性まで主張し続けていることに対して「カス」だと揶揄させてもらっています。
（悪党が悪を主張するのは「カス」ではないと思っていますし、ひどい論理で自己主張しても「カス」だとは思いません。善を主張しながらおかしなことを言い、それを指摘してもまともに応えない人を「カス」だと思っています）
私自身も考察者Ｋさんの「馬鹿定義」に該当すると思っていますが、考察者Ｋさんもそれに該当するんだよというのがご迷惑をかけた“１行レス”と「カス」の投げ掛けに突っ走った理由です。
議論の勝ち負けにはまったく興味がないので、考察者Ｋさんを論破するつもりはまったくありません。（私は投稿内容を支持してもらうことが目的ではなく、投稿を読んで考える参考にしてもらえればと思って投稿しています。そして、間違いやズレをいろいろ指摘して欲しいとも思っています）
どんなに考えても人は間違うものなのに考え抜かないまま「国家破産」という“重大な問題”を煽るな、考察者Ｋさんも「馬鹿定義」に該当する言動をしているのだから思想集団や宗教団体の構成者の“判断特性”をことさら言い募るなと言いたかったのです。
（私の思考結果や判断のほとんどは結局のところ他の人たちの思考成果の受け売りですし、ひとの認識内容とはそのようなものだとも思っていますから、権威者に唯々諾々と従うとか盲信しているとかをことさらあげつらうヤツは反吐が出るほど嫌いです。ひとの内的思考過程はわからないのですから、外に示した内容だけを問題にすればいいと思っています）
半分冗談ですが、日本国債を保有しているとか政府にお金を貸していると意識している国民は極端に少ないはずですから、デフレ不況のなかで国民の公的負担が増加していき生活が困窮していくよりは、政府が「国家破産」を宣言して出直したほうがいいとも言えます（笑：デフォルト宣言できる意識になれば、わざわざ実行に移さなくても問題を解決できるようになるはずです）
銀行救済に１０兆円を超える国費を投入してきた政府が金融機関の財務を直撃することになる債務不履行に踏み切ることはなく、円建てで内国民比率９５％の債務であれば日銀と協力することで債務の履行も継続できます。（ここ７年ほどの日銀の国債保有高推移を見れば債務履行どころか債務追加さえもそのような手法で行われていることがわかります）
「国家破産」を煽る言動は、政府（官僚）の体裁（見栄）を保つための公的負担増加を“財政危機”への対応名目にすり替えている政府の片棒を担ぐだけのものになります。（念のため、財政は均衡を宗とし政府債務の増加は抑制したほうがいいとは考えています）
政府（官僚機構）は、国民負担の軽減のためにして欲しくてもデフォルトはせず、体面を維持するために国民に公的負担の増加を求めるものです。
国民は「国家破産」を心配する必要はなく、所得の安定と実質所得の増加を脅かす公的負担の増加（額ではなく所得比が問題）を心配すればいいのです。
国民が「国家破産」してすっきりしてくれ！といくら叫んでも、政府は国家社会の維持と自己保身を円滑にするために、できる条件があるのならあらゆる手立てを駆使して「国債サイクル」を維持するものです（笑）
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。