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突然の下痢が怖くて快速電車に乗れない…「各駅停車症候群」急増中【夕刊フジ】
http://www.yukan-fuji.com/archives/2004/09/post_481.html
【サラリーマンを襲う病気】
快速恐怖症候群 通勤途中の突然の便意をおそれて電車の急行や快速に乗れず、各駅停車に乗る過敏性腸症候群、通称“各駅停車症候群”(別名・“快速恐怖症候群”)に悩むサラリーマンが増加中だという。(2004.09.22掲載)
「過敏性腸症候群は心身症の1つで、人間関係などさまざまな精神的な不安や緊張で下痢や便秘などが起こる便通異常です。やがて必ずしも不安や緊張がなくても、朝になると下痢をするなど、条件反射として便通異常を起こすこともある」と、村上正人・日本大学板橋病院心療内科科長。
●小腸や胃も関連
過敏性腸症候群は、大腸に炎症は見られない。
「腸管の動き(ぜん動運動)など機能的な異常です。しかも、単に大腸だけでなく、小腸、中には胃が関連していることもある」(村上科長)
健康な人でも多少は起こるが、「それが持続的に続く場合、過敏性腸症候群と呼びます」。
●早朝出勤でリストラまぬがれた
「過敏性腸症候群は主に下痢型と便秘型、下痢・便秘交代型の3タイプ。下痢型が各駅停車症候群です」(村上科長)
下痢型ではちょっとした緊張やストレスがきっかけで腹痛が起き、下痢をする。例えば朝、自宅で5回も6回も下痢をして、出勤の“フン切り”がつかずにぐずぐずしていて遅刻する。電車に乗っても落ち着かず、駅のトイレを探し回る。朝食後に反射的に下痢をするタイプのあるサラリーマンは、遅刻続きで会社をクビになるからと、所定の2時間前に出社し、会社で朝食、排便でリストラをまぬがれた…。
ちなみに、便秘型は腹痛や腹の不快感に悩まされ、トイレに行ってもあまり便が出ず、出ても小さなコロコロ便。
下痢・便秘交代型では例えば、3日下痢が続き、次の3日は便秘が続くという具合いに、下痢・便秘を交互に繰り返す。
●薬で便の形を整える
例えば下痢が条件反射的に起こるようになれば、休日でも朝食後に下痢をする。対策は?
「まず条件反射によるなどの腸管の動きをコントロールするために、ぜん動運動の改善・薬や抗コリン薬などを使います」と、村上科長。
また、最近では、ポリマー・タイプといって、水を含むとふくらむ材料を使う薬がある。それを飲んで、便の形を整える。さらに、心理的な原因に対しては抗不安薬や抗うつ薬などで対処する。
●トイレ探しの悪夢から解放を
「過労やアルコールの飲み過ぎなど生活習慣の見直しも必要で、そのままにしておけば、便通異常が延々続くこともあります」(村上科長)
早めに治療し、トイレ探しの悪夢から自分を解放しよう。