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(回答先: あっしらさん、「供給→需要原理」で野球騒動を説明してください。(笑) 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 9 月 23 日 11:42:44)
クエスチョンさん、どうもです。
まず、日本のプロ野球騒動が「供給→需要原理」とどう結びつくと考えられているのかがわかりません。
>上記投稿を読んだときからの疑問です。「供給→需要原理」で「供給⇔需要原理」は
>ないのですか?「→」の一方通行なのでしょうか。
必要なものや欲しいものを生産しなければ需要できないという根源的なことはともかく、ほんどの人がなんらかの供給活動に従事してお金を手に入れなければ、商品となっている財を現実に需要することはできないからです。
(赤字を含めて財政支出も、供給活動従事者たちからの税収に依存しています)
近代経済社会は、前近代のように、お金はたっぷり持っている人たちがいてその人たちにお金を使わせるために気に入るものを供給するという構図ではないということです。
生存維持手段(農地や生産手段)を持たず余剰のお金も持っていない人たちに買ってもらう財を供給してうまく循環するためには、自分のところであるかどうかは別として、彼らに供給活動に従事してお金を稼いでもらうしかありません。
供給主体は、欲しがる人がいる(使用価値がある)だろう(実際にあった)と判断して、あるものの供給活動を行っていますが、それを買ってくれる原資は供給活動に従事することで得る給与だということです。
需要→供給という方向性は、見込み違いの反省から、あるものの供給活動は縮小し、あるものの供給活動は拡大するかたちで現れます。この中長期的変容が産業構造の変化です。
プロ野球騒動に関しては、まずは、8球団か10球団の1リーグ制に向かうしかないのかなと思っています。
(球団経営者の無能ぶり・傲慢ぶりが騒動の根底にあると思っています。選手会が雇用枠の縮小になる動きに反対するのは当然だし、なくなったり合併してしまう球団のファンがそれに反対するのも当然だと思っています)
理由は、
● 娯楽とりわけ観戦スポーツの多様化
● ジャイアンツ中心の興行形態
● 大リーグへの選手流出傾向
● 経済不況の長期化
読売ジャイアンツをどこかが吸収合併するか解体することを通じて再編成するのがいちばんすっきりするのですが(笑)...
球団数を減らしたことを機に、全球団が横浜や広島のような球団経営形態にシフトし、外人枠といった制約も取っ払いフルオープンにする。
(企業の宣伝効果とか、鉄道会社が球場に観客を送る利益は、別のかたちで追求できるようにすればよい)
2軍もフランチャイズ制を確立して、野球を生で観戦する面白さを中都市レベルまで浸透させていく。(2軍も含めれば16球団ですから、Jリーグのサッカーチームがない中都市の多くに球団を設置することができる)
次には、日本プロ野球機構を軸にアジアプロ野球機構をめざす。
中国・韓国・台湾で8球団程度にまとめ上げられれば、アジアで2リーグ制が可能です。日本の球団がそれぞれのリーグで4つほどを占める。
(これは日本がお山の大将になるとかという話ではなく、年俸負担や興行収入などお金の格差の問題を調整するためです)
過剰気味の米国大リーグ(MLB)も球団数を2、3個減らし、アジアリーグに選手がやってくる条件をつくってもらえばよいよいと思っています。
そしてMLBとうまく交渉すれば、ワールドシリーズのプレイオフにアジアリーグチャンピョンが出ることもできるかもしれません。(たぶん、そのときには、アジアプロ野球機構はMLBに牛耳られているでしょうが(笑))
打っても凡打だと一塁までまじめに走らないような野球やノーアウト二塁で送りバントをさせるようなプロ野球はダメだしつまらない。
オリンピックのときと同じような気構えでプレイすれば、日本のプロ野球もけっこう面白くなると思っています。