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イエズスという人物は「社会的弱者に人気があった」という以外には
実像が全く分かっていないようです。新約聖書はイエズスの弟子のさ
らにその下の人が口伝を纏めたもので、ユダヤのラビであったイエズ
スがどのような人物であったのかを全く分からない人々が書いたのが
現実です。
で、キリストと後に呼ばれる人物の細かい描写はほぼ全部がミトラス
教やらユダヤ教やらの伝説のコピーです。実際にキリスト教を始めた教祖
(教祖の名前は未だに分からないが、おそらくローマ人だと思う)が
イエズスをミトラの転生でもあり、ユダヤのメシアでもあるとしたようです。
パンに十字を刻みミトラの体として、赤ワインで飲む儀式や12月25日の
ミトラ神の誕生日をイエズスの誕生日とするなど、儀式内容はほぼミトラ
ス教そのままを踏襲しています。ユダヤ教からは聖書をそのままつないでい
ます。ユダヤ教は実際のイエズスを多少知っているので未だにキリスト教
を単なる新興宗教と呼んでいますが、イエズス自身は良い司祭であったら
しいし、本人に罪はないと思います。ただしキリスト教の教祖がミトラス
教とユダヤ教両方を乗っ取ろうと企んでいたことだけは簡単に想像できますね。
古いキリスト教の教会はミトラ教の聖所を壊して、その上に建てた場合が
多いです。(ミトラス教にイエズスをミトラの子と認めさせる行為でしょう)
だが、いろいろマズい事情はあるでしょうが、そこはソレ、21世紀の法王
であるヨハネ・パウロ2世が悪いわけではないです。紀元前の口伝を21世紀
の人間が一字一句真に受ける方がどうかしていますね。伝言ゲームと同じ性質の
口伝を、頭から信じ込んでいるせいで紀元前からピクリとも発達しないプロテス
タンティズムがロシアの国家正統宗教から除外されているように、説く立場の
人間は“今現在世界に何を発信するべきか”を重視してほしいです。
そういう訳でなるべくキリストの偶像と新約聖書には近づかないようにして、
ヨハネ・パウロ2世法王の言動だけを見守る必要はありそうです。そして祈る
ことは良いことであるのも間違いないでしょう。・・・自分はやりませんが。
神話以上でないものをどうのこうの言っても仕方ないですが、キリスト教知識
の付け足しになるかと思います。