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★阿修羅♪
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（ ファルージャのニュースを追いながら）
11月９日。
「押さば引け、引けば押せ。」
http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/1073.html
クエスチョンさんの一見淡々とした文章。しかし９日という段階で、「生きて生きて生き抜いて」という言葉を書きつけた心情がひしひしと伝わってくる投稿だった。
じぶんはといえば、先週のちょうど8日（月）から子供がインフルエンザで高熱を出して家に幽閉されている。もともと自由業であるから、仕事にさして差し障りはないのだが。
イタリア語では、デモ（大衆行動）に参加することを「広場に降りる」と表現する。
広場に降りたい！
おれは思索家ではない。ジャーナリストでもない。
夏目漱石の言う"探偵"なんかじゃもっとない。
イタリアの独立系左翼新聞マニフェストは、10日付けの社説でファルージャ攻撃について論及し、最後に、世界全体、またイタリア国内を覆っている「傍観」者的空気について批判している。曰く、
「..............フランス、中国などでさえ、極めて控えめに（ファルージャ攻撃という米国の決定を）憂慮の念を表明したのみである。さらに、世界中を席巻したあの平和運動家たちはいったいどこに行ったのだろう？ "平和を希求する意思"は"戦争へと向かう意思"にまたもや敗北したのである。」
観光案内書に、イタリアはストライキの多い国なので電車に乗るときなどは要注意！などと書かれた文章を目にする。
なるほど、確かにストライキの多い国だ。子供の通う公立幼稚園も、月に一、二回くらいはなんらかのストライキで休園になる。ジャーナリストもストライキする。新聞が休刊になったり、TV番組からニュース番組が一日消える。医者もストライキする。病院は急患相手以外のすべてのサービスをストップする。
ストライキだけではない。大衆行動、デモもだ。なにより若者の参加が日本に比べて圧倒的に多い。人々がまだ"広場に降りること"の意味を直裁に信じているとひしひし感じる。
2002年フィレンツェ市でヨーロッパ社会フォーラムが開催されたとき、最終日に対イラク戦争反対をメインテーマに掲げたデモがあった。警察発表で50万人、開催者側発表で100万人の人間が、フィレンツェというちっこい町を文字どおり埋め尽くす、そのまっただ中にいた。2歳半だったじぶんの子を自転車に載せて、仲間といっしょに行進した。50だろうが100万だろうが、これだけの数の人間が同じ意思を共有しながら静かな怒りをこめて歩くという行為そのものがかもし出すエネルギーはすさまじいものだった。
そして今年４月の第一次ファルージャ攻撃の際も即座に平和運動家＋労働組合は団結した反戦運動を展開した。
ところがだ。
今回はいったいどうしたというのだ？
マニフェストの記事を待つまでもなく、攻撃開始にいたるまでの経過においても、組織だった、目立った抗議運動はじぶんの知る限り起こらなかった。
米国大統領選挙の後遺症、すなわち呆然自失状態なのだろうか？あるいは今日行われたばかりのベルルスコーニ政権の教育改革反対の全国規模のデモ（これは大成功に終わったとのニュースを聞いたばかりだ）を組織するのに、組合、左翼政党、一般活動家も手がまわらない状態だったのだろうか？
それとも理由はどこかほかにあるのだろうか？
この空気は、イタリアだけの問題なのだろうか？
と分析能力の貧弱な頭の中は疑問符だらけ。
ともあれ、この一週間というもの、じぶんの内部での煮詰まり方は容易に説明できる感情ではない。じぶんの存在の内側にかかわる何か、恐ろしい何かにじぶんがめためたに打ちのめされている感じがする。
ROM専だったこの掲示板にも、ついに書き込みはじめたのは、このいいようのない恐ろしさに突き動かされてだ。
そして歌わずにはいられない。
ずっとまえから知っているあの曲。
静かに怒りをこめて、窓の外へ向かって大声で歌う毎日だ。
以上！（長い文章を書くのは苦手。ゆえに拙い文なのは百も承知だ。ゆるしたまえ諸君）
青 空
作詞 真島 昌利
作曲 真島 昌利
唄 ＴＨＥ ＢＬＵＥ ＨＥＡＲＴＳ
ブラウン管の向う側
カッコつけた騎兵隊が
インディアンを撃ち倒した
ピカピカに光った銃で
出来れば僕のゆううつを
撃ち倒してくれれば よかったのに
神様にワイロを贈り
天国へのパスポートをねだるなんて
本気なのか？
誠実さのかけらもなく
笑っている奴がいるよ
隠しているその手を 見せてみろよ
生まれた所や 皮膚や目の色で
いったいこの僕の
何がわかると いうのだろう
運転手さん そのバスに
僕も乗っけて くれないか
行き先なら どこでもいい
こんなはずじゃ なかっただろ？
歴史が僕を 問いつめる
まぶしいほど 青い空の真下で
生まれた所や 皮膚や目の色で
いったいこの僕の
何がわかると いうのだろう
運転手さん そのバスに
僕も乗っけて くれないか
行き先なら どこでもいい
こんなはずじゃ なかっただろ？
歴史が僕を 問いつめる
まぶしいほど 青い空の真下で
青い空の真下で
青い空の真下で
青い空の 青い空の
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。