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田中宇さんが書かれた『仕組まれた9.11−アメリカは戦争を欲していた』(PHP研究所、2002年)を思い出しました。テレビ朝日で放映された「ビートたけしのこんなはずでは!!世界を震撼9.11同時多発テロ!!ブッシュは全てを知っていた!?」を見たからです。
この番組は、「9.11はブッシュ大統領によって仕組まれたものではないのか」という「田中説」を、かなりの程度裏付けるものとなっています。田中さん自身、この番組の要所要所に登場して、インタビューに答えていました。
番組の中で提起された「7つの疑惑」のなかには、すでに前掲書のなかで指摘されていたものもあり、その全てが新たな「疑惑」というわけではありません。しかし、今回、このような形で改めて「疑惑」の数々を示されると、やはり、この事件はブッシュ大統領によって「仕組まれた」ものではないかという疑いが濃厚になってきます。
そのなかでも、ピッツバーグ南東に墜落したUA93便からの乗客の電話について、実験によれば携帯電話は通じないこと、ペンタゴンに突入したのはAA77ではなく、別の小型機である可能性が高いこと、実行犯はB767を操縦するシミュレーション訓練を受けていなかったことなどの事実は重要でしょう。
番組では、事件の約一週間後、9月19日にビンラディン一族がパリ行きのチャーター機で出国していたことも明らかにしていました。ブッシュ大統領とこの一族とが、軍事投資会社「カーライル」を通じて深い繋がりがあることは田中さんの著書でも指摘されていましたけれど。
このテレビ朝日の番組を見る限りでは、ブッシュ大統領の回りからは、クサイ臭いがプンプン立ち上っているように見えます。少なくとも、大統領は事前に知っていながら、それを放置していたのではないかという疑いは濃厚です。
その意味では、9.11が「第2の真珠湾」だというのは、単なる類推以上の重い意味があるのかもしれません。日本との戦争にアメリカを引き込むために真珠湾への攻撃を放置したルーズベルト大統領と同様に、「対テロ戦争」にアメリカを引き込むために、ブッシュ大統領は世界貿易センタービルへの攻撃を放置したのかもしれないのですから。
しかし、そこには大きな違いもあります。ルーズベルト大統領は、少なくとも日本との戦争では本気で戦うつもりだったでしょうし、実際に戦争で勝利しました。
ブッシュ大統領は本気でテロと戦う気はありませんし、テレビでのインタビューで思わず本音を語ったように、勝利するとも考えていません。国民的支持の確保や戦時利得の獲得、石油利権の入手のために「対テロ戦争」を利用しているにすぎません。
そのために、9.11同時テロで3000人近い人命が失われ、アフガンやイラクでも、それぞれ1万人を上回る人々が命を失っています。それだけの犠牲は、テロや暴力の抑止には全く役に立たず、ブッシュ大統領の言明とは裏腹に、世界はますます危険で不安に満ちたものになっています。
9.11同時テロで犠牲になった400人の遺族が政府を訴えているそうです。これらの人々にとっては、何よりも真相解明が最大の課題でしょう。
裁判の過程で、9.11同時テロ事件の真相が明らかにされるかも知れません。テレビ朝日の番組で提起された「7つの疑惑」が、この裁判の過程で解明されることを期待したいものです。
ブッシュ大統領が再選されるかどうかは、9.11の真相解明にとっても、極めて重要な意味を持つでしょう。本当の黒幕としてのブッシュ大統領への嫌疑は、事件から3年経っても晴れないどころか、ますます強まってきているのですから……。
これだけの大がかりな「謀略」になりますと、関係者も多く、隠し通すことは困難です。もし、ブッシュ再選がなかったなら、何らかの形での「内部告発」によって真相が解明される日が訪れるかもしれません。そうすれば、9.11についての責任を問われてブッシュ大統領が訴追される可能性もでてきます。
この意味でも、来るべきアメリカの大統領選は大いに注目されます。
http://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/home2.htm