現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用10 > 653.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
「在留特別許可を求める長期滞在外国人を支援する会」設立趣旨
1980年代後半のバブル期に本格化した外国人の急増からほぼ20年が経過し、日本の
各地で生活する外国人は、いまや200万人を大きく超えるようになっています。こう
した外国人居住者のなかでも、正規の在留資格をもたない超過滞在外国人、すなわち
「非正規滞在者」は22万人ちかく存在すると言われています。彼らは「在留資格」が
ないため法的保護から遠ざけられ、不安定な就労=生活状況を強いられてきました。
こうしたなか、「日本国内に生活基盤が形成されたこと」をもって在留特別許可を
もとめる非正規滞在外国人の集団出頭が、1999年9月から2000年7月まで3次にわたっ
て組織されました。そして、退去強制のリスクを賭けて出頭した17家族と個人3人の
計64人のうち、これまで10家族42人に在留特別許可が認められました。
在留許可が出されたのは、ほぼ中学生以上の子どもがいる滞在10年以上の「家族」に
限られており、日本も批准している子どもの権利条約における「子どもの最善の利
益」が尊重された結果であろうと推測されています。しかしそれらの「家族」はすべ
て、配偶関係を典型とする「日本人との家族的な結びつき」をもたない人びとであっ
ただけに、彼らの在留が合法化されたことは“画期的な出来事”でした。
今回の集団出頭者9人は、80年代末から90年代初頭に来日し、日本で家族を形成す
ることなく、10年以上「単身」で就労=生活してきた人びとです。APFSでは、こうし
た非正規滞在の「単身者」から発せられる「自分たちも合法的な在留資格を得て日本
での生活をつづけたい」という“希求の声”を受けとめて、1年余りにわたり慎重に
話し合いをすすめ、彼らの“強い意思”を確認してきました。その結果、今回の、大
きなリスクを賭けた集団出頭という行動を選択することにしました。
(以下、御関心のある方は、次を御参照ください。)
http://blog.melma.com/00112192/20040906061402