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(回答先: Re: 渡辺オーナーの首を飛ばせるとしたらアメリカ? 投稿者 南青山 日時 2004 年 8 月 14 日 01:45:09)
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/pro/news/20040814k0000m050142000c.html
巨人は、見方によっては厳しい責任の取り方をした。200万円はわずかと言える額ではないが、新人選手との契約で動くとされる億単位の裏金からみれば大した金額ではない。まして意欲を示していた球界再編問題が大詰めを迎えたいま、オーナー会議議長の渡辺オーナーが突然辞任を決めた理由は何なのだろうか。
一つには同オーナーのある意味で独特の倫理観が現れた、という見方がある。オーナーに就任したとき、巨人のフロントに対して「憲法である野球協約には絶対に違反するな」と命じたという。そのため協約に関してコミッショナー事務局に問い合わせる回数は巨人からが圧倒的に多い。現金授与は野球協約には規定がないが、学生野球憲章という“憲法”に抵触したことで、敏感に対応したのかもしれない。
巨人が巨額の裏金を使ってきたという疑惑はぬぐえない。ただ契約金の「標準額」はあくまで各球団の申し合わせ事項。かつてプロ野球組織は協定に盛り込むつもりだったが、公正取引委員会から独占禁止法違反の可能性を指摘され断念した経緯もある。明文化されていないから、協定や憲章違反とは違うと渡辺オーナーの倫理観は判断しているのかもしれない。
球界再編問題が予想以上に難航していることも影響した可能性がある。来季からの1リーグ制に向けて強力な手腕を発揮してきたものの、「たかが選手」発言などで同オーナー個人に対する批判が高まった。不祥事を機に、再編の表舞台から身を引くことで潔さを演出して、一般ファンからの批判をかわす狙いもあるのではないだろうか。【冨重圭以子】
毎日新聞 2004年8月14日 0時36分