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お盆休みでレンタル屋さんから借りてきて見ていた。
冒頭で、阿部清明が、
「鬼は人の心の迷いを食らうもの、姫御にうつつを抜かして眠れないそなたの心を食う」
・・・
「神もまた人の心の迷いが作るもの。」
と、言ったセリフがあり、なるほどと思った。
ラストでは、
「死んでしまったら、姫御にうつつをぬかすお前と酒が飲めなくなるではないか?」
「ならば、俺は鬼になろう。」
「それでいい、鬼が居なければこの世はつまらぬ。」
ブラックジョークが入ってるが、面白かった。
光の善・悪、闇の善・悪ともども、ある程度はバランスが取れていてこそ、この世は面白いのかもしれない。
猛暑の夏、木陰の闇の善がうれしかったり・・・。
もっとも尊いのは人しれず行う良い行いだと誰かが言った。
エデンの東という映画が有るが、あまりに敬虔な人格者のクリスチャンの父を持つ息子(ジェームズ・ディーン)がグレてしまう。光の悪といったところか?
対テロ対策、セキュリティー、自由競争経済、資本主義、市場原理、個人情報管理・・・
光の善を追求する余り、闇の悪を攻撃するあまり、バランスを壊してしまう方向に向かっていないか心配だ。
仏教が「中庸」とは良く言ったものだ。