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(回答先: プロ野球選手会、初のスト権確立を正式報告(読売新聞)【やったれや!】 投稿者 ZUMA 日時 2004 年 8 月 12 日 18:38:42)
浜崎あゆみの「あゆのひと刺し」とは、知っている人は知っているだろうが、先日、一部上場企業であるエイベックスの内紛――会長(営業)と専務(制作)の対立で、いったん専務側が辞表を出したものの、数日で復帰、専務を追い出しにかかった会長が、逆に辞表を出すことになった事件だ。
流れを急転させたきっかけが、エイベックスの看板であり、売上の数10%をたたき出している浜崎あゆみが、自身のオフィシャルサイトで、専務が辞表を出した翌日に行った宣言――「専務のいないエイベックスはエイベックスではない、私は専務を信じ、行動をともにする」と、非常に明瞭に専務支持をうち出した宣言である。
当然、その時点で、浜崎あゆみは所属レコード会社のエイベックスと、所属事務所のアクシブを去る決意を固めていた。
このあゆの表明(宣言)に勢いを得て、所属アーティストの多くが専務支持を表明すると、その数時間後に、会長が記者会見をして、自らのの辞任と、専務らの復帰を発表、内紛劇は短期日で終息した。
どこまで裏があったのかは知る由もないが、現場のアーティストが自らの立場、考え表明することで、会社の経営者の首がすげ変わったのである。
小生の記憶する限り、映画や音楽、小説など、エンターテインメントの分野で、所属のアーティストがこのような行動にでて、成功した例はない。
せいぜい、所属事務所を変わるか、版元を変わるか、独立するくらいである。
専務が出るなら自分もエイベックスを出るという浜崎あゆみの表明は、今なおトップクラスの売り上げを出している彼女としても、相当なリスクを背負っていたはずだ。
それでも自身のリスクを引き受けてでも、彼女は自分の考えを表明し、会社の方針を変えさせたのである。
彼女の表明文の最後は次のように結ばれている。
「応援してくださるファンの皆様もそうだと思いますが、
自分の信じた人と共に、自分の信じた道を歩いて行く
人生でありたいと強く願っている次第です。」
レコード業界とプロ野球界とは違うだろうが、現場の歌手、現場の選手と、彼ら、彼女たちを支援するファンがあって成り立つ世界である。
経営者は代わりはいるが、アーティストやプロ野球選手は、その人以外に代わりがいない。ファンも同様だ。
経営者がなんといおうと、アーティストやプロ野球選手、ファンがそっぽを向けば、成り立たない。
最近の巨人戦の信じられないほどの視聴率低下は、現在の騒動が、いかにファンから拒否されているかを示していると思う。
今回の球団合併と1リーグ制の導入は、あきらかに読売新聞、日本テレビの利権の維持を目指したものであり、それに金のことしか考えない西武、その他球団、そして広告営業がすべて(販売部数、視聴率が上がらないと広告が取れない)のマスコミがのっただけの、選手とファンを無視した暴挙である。
プロ野球選手の方々も、信念を持って、プロ野球の改悪に反対し、最後まで闘い抜いてほしい。