現在地 HOME > 不安と不健康9 > 615.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 不安と不健康9 > 615.html
★阿修羅♪
|
|
| Tweet |
安保先生は、病気はストレスが自律神経のバランスを崩すことで発生するものだ、と証明。それゆえ治療は、薬を優先せずに、まず患者のストレスを突き止めその解消のアドバイスをすることによれ、と提唱。（もっとも、これでは、お医者さんは、「赤ひげ」になるしかないだろうが、、）
同様の主張を、なんとドイツの権威が主張している；
-------------------------引用Ｓ
保健改革にさらなる波紋
医療危機から根本的な脱却を
〔ベルリン〕 元ベルリン医師会会長で，現在Securvita企業疾病金庫（BKK，ハンブルク）代表のEllis Huber博士と『医学カルテル（Das Medizinkartell）』の著者でもある医学ジャーナリストKurt Langbein氏が，このほど『保健改革−危機からの脱却（Die Gusundheitsrevolution−Wege aus der Krise）』と題する本を出版。医師の在り方や医療システムに対する強い批判を述べ，保健改革について，ドイツ国内で大きな波紋を呼んでいる。
さまざまな角度からの診察を
「治療文化における危機」の章で，Huber博士らは「常に時代に即した治療を行うことのできる医師は少なく，“自営業のセルフサービス店”で，金銭的関心を示している医師ばかりだ」と批判。さらに「今日ほど医療が高価で，かつ無効なことはなかった」と述べている。
一例として，シュバルツバルトの一般医の治療例を挙げている。背部痛のある男性（49歳）は，さまざまな診療施設を訪れたが，かえって悪化し，治療費がかさむだけであった。結局，仕事と家庭の問題が解消すると，その疼痛も消失。しかし，治療に関与したそれぞれの医師はその精神的な引き金に気付かず，お決まりの医療技術を施行しただけだった。
また，個人生活と社会生活の影響を受ける心筋梗塞について統計を挙げ，治療法を批判している。ドイツの医師は英国またはフランスの医師に比べ，6 倍の心疾患関連の薬剤を処方し，2 倍（65万例）の心カテーテル検査を実施しているが，心血管疾患と心臓死の割合は同等である。さらに，乳房撮影や前立腺癌検査などの予防検診で偽陽性結果を出し，健常者も病人にしてしまい，単なる落ち着きのない小児が多動児とされることもある。
死亡例の20％は誤治療が原因
「医師の治療がわれわれを死に至らせる」の章では，特に高齢者に対する過剰投薬，および相互・副作用の無視が問題視されている。病院で死亡した 5 例に 1 例は誤った薬剤投与により死に至ったという。また，米国のデータも引用されている。米国では，入院患者100例中 4 例は入院前に認められていなかった障害を持って退院し，そのうち約 1 割が医師の誤った処置が原因で死亡している。
Huber博士らは「ドイツの状況も同様だ。ドイツの医療は完ぺきを求めるがゆえに，誤りを認めず，ごまかし，もみ消す」と厳しく批判した。
時代遅れの疾病保険は廃止を
そこで，Huber博士らはこの医療システムの危機を回避するために，体と心の総合作用に目を向けた医療パラダイムへの転換を呼びかけている。“バリウムの代わりに愛を”，つまり，患者に対してもっと思いやりを持って接し，患者の生活状況により多くの注意を払うことが必要であるという。さらに，総合医療などのネットワーク，健康管理者としてのホームドクター，個々のケースマネジメント，統合ケア，より多くの国民による相互扶助の重要性を強調し，その財政基盤を国民保険に求めている。
同博士は，“利己的な”薬剤投与癖に陥った医師や薬剤師，医薬品コンツェルン，さらには被保険者も，その態度を改めるべきと指摘。「時代遅れで非効率的な各疾病保険を廃止すべき」と述べている。
同博士らは，診療代などの追加払いに疑問を持っている。初診時だけはコントロールされるが，それでも社会的な弱者は診察を受けるのをためらう。つまり，医師が患者の行動を100％支配することになる。そこで，同博士は「場合によっては，追加診療代の代わりに，医師への配当金，すなわち医師の力量に応じて支給される医師料金なるものを設けるべき」と提案している。
ドイツ連邦保健相のUlla Schmidt氏は，同書について「 1 人の医師が根本的な改革案を打ち出し，果敢に問題提起してくれるのは有り難い」と述べているが，現医療システムは存亡の危機には至っていないと見ている。
-----------------------------------------ＥＮＤ
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。