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(回答先: WHO:ヒトからヒトへの感染の可能性を調査−鳥インフルエンザ (ブルームバーグ) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 1 月 23 日 06:09:39)
インフルエンザこの冬“新の恐怖”「鳥」が変異
患者数、最大で2500万人 薬、早い者勝ち?
ノロウイルスが各地で猛威を振るっているが、新型インフルエンザも大流行の兆しをみせている。昨年の初頭、アジア各地で流行した鳥インフルエンザが人に感染する新型に変異、未知ウイルスが流行すれば最大2500万人に罹患(りかん)するとの推計を厚生労働省が発表したのだ。予想どおりにコトが進めば、社会・経済機能はマヒ。近年、開発された治療薬を求め、病院に大行列ができる?
医療機関を受診する患者は最小約1300万−最大約2500万人、死者は最小約6万8000−最大約16万7000人…。厚労省が昨年8月に公表した「新型インフルエンザ対策検討小委員会」の報告書では空恐ろしい数字が並ぶ。
報告書は、鳥インフルエンザウイルスが東南アジアで人に感染したことなどから、「ウイルスの遺伝子が突然変異し、病原性の強い新型インフルエンザウイルス出現の可能性が高まっている」と断言する。
同省結核感染症課の担当者も「患者数などは世界各国で採用されている推計方法」とし、予想は“机上の空論”ではないとする。
世界保健機関(WHO)の西太平洋地域事務局長も「新型インフルエンザが大流行する可能性が近年になく高い」と表明。新型の流行が始まれば、最悪で世界人口の3割、約18億人が感染し、700万人が死亡するという。
国立感染症研究所感染症情報センターの岡部信彦センター長も「流行が今シーズンかどうかは断定はできないが、鳥インフルエンザが予兆とすれば、タイミングが狭まってきているので可能性はある」と話す。
続けて、「通常、インフルエンザは中規模で国民の1割くらいが感染する。規模が大きいと15−20%、免疫を持っている状態でそれぐらいだから、免疫のない新型では患者が2倍とみても20−40%。そうなるとものすごい数」と警告する。
新型インフルエンザウイルス猖獗(しょうけつ)の可能性が高まる一方で、岡部氏は「ここ数年で治療薬が広く使われるようになった。新型インフルエンザはA型というタイプで間違いない。治療薬は理論的には効果がある」と一縷(いちる)の望みはあるらしい。
現在、インフルエンザの主な治療薬は3種類あるが、副作用や投与の方法、耐性の出現率の低さなどで優れ、圧倒的なシェアを誇るのがタミフル(リン酸オセルタミビル)だ。同薬を製造するのはスイスに本拠を置くロシュ社1社のみ。
輸入販売を行う中外製薬(東京都中央区)は「今シーズンは1500万人分を用意している」(広報IR部)というが、「シーズンを通しての数字なので常に1500万人分用意してあるわけではない。輸入には発注を出し、それなりに時間がかかる」(同)という。
前述の報告書は「官民合わせて2500万人分の治療薬の確保が必要」としており、大流行すれば品不足になるのは避けられそうにない。
治療薬の優先順位については「卸業者を通してのことなのでわからない。発注が来た順番になるのでは」(同)と、要は早いもの勝ちになるもようだ。品不足によるインフルエンザパニックを見越してか、早くもネット上の個人輸入代行サイトではタミフルの取り扱いが始まっている。
ZAKZAK 2005/01/22
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_01/t2005012203.html