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http://www.asahi.com/national/update/0114/033.html
茨城県神栖町の井戸水が有機ヒ素で汚染され健康被害が出ている問題で、環境省は14日、汚染源とみられる地中から、環境基準の最大3万3000倍の高濃度のヒ素を含むコンクリートのような塊を発見したと発表した。現場には過去に土砂や廃棄物が埋められており、同省は地権者や埋めた業者から事情を聴き、ヒ素が付近にあった旧海軍施設の毒ガスに由来するのか、後で持ち込まれたのか特定を進めるとともに、井戸の汚染との関連を調べる方針だ。
現場は、環境基準の450倍のヒ素が検出された同町木崎の井戸から南東90メートルの地点。ボーリング調査で高濃度のヒ素が検出され、同省が昨年12月から掘削調査を続けていた。今月7日、深さ約2メートル付近で縦約4メートル、横約2メートル、厚さ10センチのコンクリートのような塊を発見した。
分析したところ、塊の本体から約200ppm、内部の白い結晶から約1万ppm、周辺土壌からは最大1000ppmの有機ヒ素化合物「ジフェニルアルシン酸(DPAA)」を検出した。結晶の1万ppmは純粋なヒ素に換算すると3300ppmで、水質基準の3万3000倍になる。塊は地中の奥につながっており、さらに大きい可能性もあるという。
同省によると、現場はかつて砂利採取場で、90年代前半に養魚場として使われた後、残土や廃棄物などが埋められた。コンクリートも直接流し込まれたと見られる。今後、塊や周辺の状況を詳しく調べ、安全な除去方法を検討する。
同町では、約100キロのDPAAが地中などに流出したとみられ、国の緊急措置で健康被害者に交付される医療手帳を471人が申請。毛髪やつめ、飲んでいた井戸水からヒ素が検出されたとして、うち128人が交付を受けている。
(01/14 20:36)