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http://www.asahi.com/science/update/0109/002.html
鳥インフルエンザを発病しにくい遺伝子を持つニワトリを選んでふやそうという研究に渡辺智正・北海道大教授(家畜遺伝学)らが取り組んでいる。今春にはウイルスをニワトリに感染させる実験が始まる。
マウスの細胞には、ウイルスの増殖を抑える「Mx」という遺伝子がある。渡辺教授は、ニワトリのMx遺伝子を調べ、種類や個体によってわずかに構造が異なり、ウイルスへの抵抗力にも差があることを見つけた。培養細胞を使った実験では、強いタイプのMx遺伝子は鳥インフルエンザも抑え込んだ。
強いMx遺伝子を持つオスとメスの選別を、独立行政法人・家畜改良センターの岡崎牧場(愛知県岡崎市)の約1千羽を対象に開始。今春から交配し、インフルエンザに強いニワトリを選び出すと同時に、感染させて発病しないか確かめる実験も進める。
渡辺教授は「野鳥が鶏舎に入るのを防ぐ対策などと組み合わせることで、効果的な予防につながる」と期待する。
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<鳥インフルエンザに詳しい大槻公一・鳥取大教授(家畜微生物学)の話> たいへん興味深い試みだ。ただ、感染しても発病しないニワトリは、ウイルスをばらまき続ける恐れがある。実用化には周囲への影響も慎重に検証する必要がある。
(01/09 13:15)