http://www.asahi.com/politics/update/1222/004.html
　政府の規制改革・民間開放推進会議（議長・宮内義彦オリックス会長）は、小泉首相に２４日提出する答申で、保険診療と保険外診療を組み合わせる混合診療について、「原則解禁」は断念したものの、地域限定で規制を緩和する構造改革特区での実現を検討することを盛り込む。

　推進会議は、「一定水準以上の病院で包括的な混合診療の解禁」を求めたが、厚生労働省は「安全性確保のため、個別の医療技術ごとに可否を判断すべきだ」と主張。厚労省案に沿って現行制度での「例外」の拡充を進めることになった。ただし、東大医学部の付属病院などから高度医療で解禁に近い方式を求める要望が出ており、特区での解禁への道を残した。

　このほか、答申は、官民競争入札（市場化テスト）について、省庁の参加を義務づける法制度整備の実施年度を明記しない「検討」にとどめる。このためモデル事業を経た０６年度の本格実施が不透明になった。

(12/22 08:14)

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