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肺炎や気管支炎に伴う感染症などに使う製薬会社、アベンティスファーマの抗生物質テリスロマイシン(販売名ケテック錠300ミリグラム)の服用後に意識を失ったとする報告が6例あり、厚生労働省は21日、医薬品・医療用具等安全性情報を出し注意を呼び掛けた。メーカーには、重大な副作用として薬剤の添付文書に記載するよう指示した。
同省によると、テリスロマイシンが販売された昨年12月以降、50−80代の男女6人の報告例があった。詳しい因果関係は不明だが、服用後に意識を失い、50代女性は運転中に小川に転落、50代男性は対向車と衝突し軽傷を負った。トイレで倒れた人や、2回にわたり服用4時間後に倒れた人もいた。
他に5人の肝機能障害が報告されたため、同省は同様の注意喚起措置をとった。
また、C型慢性肝炎やがん治療などに用いる「インターフェロンアルファ」服用後の肺炎が10人、無菌性髄膜炎が6人、1987年以降報告されたため、添付文書での注意喚起を求めた。(共同)
(12/21 20:09)
http://www.sankei.co.jp/news/041221/sha077.htm