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(回答先: シリーズ・現代の優生思想との対決(14)三村洋明:障害者反差別論序説─「障害−障害者とは?」─ 投稿者 手ポリオ 日時 2004 年 12 月 09 日 05:03:35)
手ポリオさん、こんばんは。
済みません。
手ポリオさんが引用された論文を読む時間が今ありません。
ですので、対話の中から色々と認識を深めていけたらと思います。
まずは「障害とは何か?」について話し合うのが妥当なのでしょう。
私には障害という言葉自体に既に差別が含まれていると思います。
「人間はこうあるべき」というイデアがまずあり、
そのイデアに到達できない人間を「障害者」と呼んでいるのだと思います。
という事は「人間はこうあるべき」という事をまず問わなくてはなりません。
1つは「身体的な自由」という事が何故価値として捉えられるかという事でしょう。
これは労働力として人間を見ているからではないでしょうか?
商品を生産する為に身体を自由に操る事ができる人間にこそ価値があるという考えです。
これはマルクスの中にもあった差別ではないでしょうか?
ところで物を「早く」生産する事に価値があるのかという事が問われねばなりません。
人間が生きていく為には食糧を始め色々なものを生産しなければなりませんが、
何故「早い」必要があるのか?という事です。
これは、利潤追求型経済の価値観だと思います。
他よりも早く(速く)生産する事によって利潤が得られるという事です。
この価値観の批判は「障害者差別批判」の1つの柱であると思います。