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米国で、“女性版バイアグラ”が注目されている。肌に「パッチ」を貼り、男性ホルモンのテストテロンを経皮吸収させる薬で、早ければ来春にも市場に登場する。本来は卵巣摘出などで閉経した女性に性欲を復活させるための薬だが、製薬会社は更年期障害に悩む女性の需要も見込む。“貼る媚薬”って一体?
この薬は米プロクター・ギャンブル(P&G)社が開発した「イントゥリンザ」と、米アンタレス製薬社の「リビゲル」。米メディアでは「女性版バイアグラ」として話題になっている。
P&G社が来春の発売を目指すイントゥリンザは、タマゴ大の貼り薬。テストテロンが体内に吸収され、数週間で効き目が現れる。
テストテロンは性欲や攻撃性を増すとされる男性ホルモンだが、女性の卵巣も少量を分泌する。卵巣を摘出した女性は、テストテロンが分泌されなくなるため、性欲がなくなる。つまり、バイアグラが勃起などによって男性のセックス能力を増す薬なら、イントゥリンザは「欲望を高める薬」というわけだ。
これまでの研究では、パッチを2週間ごとに貼り変えて24週続けた被験者のうち、半数に性欲の増進などの効果が現れた。シアトルで行われたテストでは、ある更年期障害の女性は、薬を使用した2カ月の間、通常の4倍のセックスをしたという。
だが問題は、副作用。男性ホルモンが増すため、一部の女性にはニキビができる、声が低くなる、毛深くなる、はげるなどの症状が現れた。
さらに、女性の更年期障害の治療で行われるホルモン補充療法では、乳がんの発症率が増えることが知られ、イントゥリンザでも同様の副作用が起きる可能性がある。このため米FDA(食品医薬品局)の新薬検査官は先週末、「長期間の安全性確認のためには、データが足りない」との見解を発表した。
また、「女性の性的反応は男性よりも情緒的・心理的要素が強く、男性のように薬に単純に反応しない」と指摘する専門家もいる。
ともあれ、更年期障害で性欲が減退するのは、全世界の女性共通の悩み。薬品メーカーは単なる更年期障害の女性についても“顧客”になりうると見ており、アンタレス製薬では、女性向けテストテロン剤の市場は、米国内だけで10億ドルから40億ドルにのぼると皮算用する。
今後の参考までに、米メディアに登場した、ある被験者夫婦の感想をご紹介。
夫「スゴイよ。このパッチ、本当によく効くんだ」
妻「性欲は増したし、何より感じるようになったわ」
ちなみに、妻は声変わりなどはしなかったものの、200ポンド(約9キロ)体重が増えた。だが「得たものはそれ以上」(妻)だったとか。
ZAKZAK 2004/12/11
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_12/t2004121103.html