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http://www.mainichi-msn.co.jp/it/network/news/20041206org00m300083000c.html
遠隔診断:無線ネットで病院と救急車など結び実験
総務省東北総合通信局の調査研究会が、地域の中核病院と周辺の医療機関や救急車を無線ネットワークで結び、カルテや画像を交換しながら医療を行うシステムを構築した。実用化されれば、中核病院の持つ高度な医療技術が、へき地や事故現場でも生かせ、地域全体の医療水準底上げにつながると期待されている。
東北地方は、首都圏などと比べて医師数が少なく、特にへき地では医療体制の維持自体が大きな課題となっている。宮城県の場合、各地域の中核病院を中心にした効率的な体制づくりを進めており、無線ネットワークはこうした現状に即したサポートシステムとして関心を集めている。
4日には、医療や行政関係者に無線ネットを実際に見てもらおうと、同通信局が大河原町のみやぎ県南中核病院を主会場に公開実験を行った。
中核病院と村田町の村田診療所を光ファイバーケーブルと無線ネットワークで結び、電子カルテの送受信や同病院の医師による遠隔診断を実施。さらに、病院と救急車を無線ネットワークで接続し、救急車から送られてくる患者の心電図やエコー画像などを見ながら、医師が応急処置の指示を出した。
システム構築に当たった東北大大学院工学研究科の安達文幸教授は「ネットワークをうまく使うことで、病院や医師の少なさをカバーしていきたい」と総括した。同通信局は、実験結果を踏まえ数年後の実用化を目指す。 (Mainichi Shimbun)
2004年12月6日