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幻聴の症状に関するケーススタディ
「幻聴が聞こえたら」より
http://www.geocities.jp/ec71276/gennchou/
現実にない感覚が感じられることを幻覚といいますが、最も多いのは、音・声などが聞こえてくる『幻聴』という症状です。しばしば、不眠、不安・恐怖感、被害的気分などをともなって出現し、本人の多くは苦痛に感じます。幻聴は、精神分裂病、アルコール依存症における離脱症状、脳腫瘍などを原因として現れることが多いのですが、ストレス状態が続いた後の心因反応により現れたり、MADAなどの脱法麻薬により現れることもあります。また、そううつ病の急性期に出現することもあるそうです。
幻聴のケース@(音楽幻聴)
症状: 病気らしい病気をしたことが無く、性格的にも問題のない人なのに、当人曰く「一日中、何かに集中していないと頭の中で音楽がなっている。」当人はもう慣れており気軽なものだが、睡眠不足気味でテレビ好きである。
対処: これは、まだよく研究されておらずどういう病気かよくわかっていないそうですが、音楽幻聴というそうです。対処方法としては、脳腫瘍などの可能性を考えてCTかMRIのスキャン検査が必要とのことです。それで異常がなければ、様子を見ることになるとのことです。
幻聴のケースA(脳腫瘍の疑い)
症状: 精神的に疲労している時に初めて幻聴を聞き、それから度々幻聴を聞くようになった。内容は、音楽や声。「精神分裂病なのではないか?」
対処: 聞こえてくる声が幻聴だと自覚している場合、冷静に内容を分析できる場合は、統合失調症(精神分裂病)である疑いは非常に低いそうです。統合失調症の幻聴は、自分に対する悪口・中傷・命令など、被害妄想の色彩が強くあり、また、例えはっきりした被害妄想でなくても、多かれ少なかれ被害的なニュアンスを伴うとのことです。この場合、脳腫瘍など脳の病気の可能性が残させているので、CTかMRIを受けるべきとのことです。また、「自分で聞こえる音楽や声が幻聴だと認識している」ことが、分裂症でないと考えられる理由の一つになります。
Ex:1 携帯電話は脳に影響する(脳腫瘍の原因となる)か
Ex2: 「幻聴の心霊学的分析」について
幻聴のケースB(統合失調症の疑い)
症状: 以前から、知らない人に笑われたり、自分が噂されていると感じる。たまに、知らない土地に行った時も、その土地の人が自分のことを知っているはずはないと頭ではわかるが、やはり自分のことを見て何か言われている気がするし、自分のことをいっていると思うような声が聞こえる。できれば病院に行きたくないが、大丈夫か?そのうち、本当に聞こえてくる声と幻聴の区別ができなくなりそうで怖い。
対処: このケースは、統合失調症の可能性があるので、なるべく早く病院に罹るべきとのことです。放っておくと、本当の声と幻聴の区別ができなくなることも多いそうです。
Ex:精神分裂病患者の脳観察〔日経産業新聞2001年10月3日〕
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームは、精神分裂病患者の脳で組織の損傷が進んでいる様子を撮影するのに成功した。分裂病は米国人の約1%にみられ、特に10代後半から20代に多いが、詳しい原因はわかっていない。病気の進み方が詳しく観察できるようになることで、早期の診断や治療が可能になるとみている。
次期共鳴画像装置(MRI)を使って、10代の患者グループの脳を繰り返し撮影した。はじめ、脳の外部の方にある灰白質という部分が10%以上損傷し、これが脳の残りの部分にも5年にわたり拡がっていくことが分かった。この損傷がひどい患者ほど、幻覚や幻聴などの症状もひどかったという。
幻聴のケースC(MDMAなどの脱法麻薬を使用した)
症状: ごく少量の脱法麻薬(MDMA、いわゆる「バツ」など)を使用したが、感覚の混乱、幻覚、幻聴が起き悩まされている。いわゆる「バッドトリップ」も体験し精神的ダメージを受け続けている。フラッシュバックの出現もある。
原因: 脱法麻薬の作用により、脳の中で視覚情報と聴覚情報の混乱が生じたため。
対処: 薬物は、身体依存性や精神依存性が強く、一度乱用すると自分の意志で中断することが困難です。そして、身体的、精神的障害を伴うことが多いことから、専門家による治療や乱用を繰り返さないための助言が必要であると考えられます。麻薬中毒者相談員、保健所、精神保健福祉センター、及び、医療機関による助言を求めることを強くお勧めします。
少年相談110番 0120-677-110
東京都立精神保健福祉センター 03-3842-0948
MDMAの症状: 薬理作用は類似しており、視覚、聴覚を変化させる作用があり、幸福な気分になったり、他人に対する近親感が増したりするといわれていますが、その反面、不安不眠等に悩まされることになります。また、強い精神的依存性を持っており、乱用を続けると錯乱状態になり、腎・肝障害や記憶障害等の症状も現れます。
LSDの症状 :LSD(リゼルギン酸)は強い幻覚作用があり、急性精神毒性は非常に高い。「アシッド」「マイクロドット」の名で呼ばれることもあり、ミシン目を入れた切り取り式の紙に吸い取らせたものから、錠剤、カプセルなど形態はさまざま。「麻薬及び向精神薬取締法」で禁止されている。LSDと似た作用を持つマジック・マッシュルームには、サイロシビンという成分が含まれており、「麻薬」に指定されている。
Ex:脳外科手術で麻薬中毒治療(日経産業より)
中国広州市の三九脳科病院は世界でも数少ない、麻薬中毒の治療を目的に脳外科手術を実施する医療機関である。同病院では麻薬中毒患者に共通する脳内の特定の神経部位を外科的に処理する技術を持つ。脳内のわずかな磁場を測定し、神経機能を詳細に捉えることができる「MPG」など、日本の臨床現場でほとんど普及していない最高水準の検査装置を揃えており、各装置を駆使して手術すべき患部を正確に把握することができる。術後の後遺症も一時的に記憶力が少し減退する程度で、90人以上に手術し、再び麻薬を始めた人はゼロとのこと。欧米でも同様の手術の研究は進んでいるが、臨床にこぎつけたのは中国だけ。海外からも予約が殺到している。