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米グアムで8月、体験スカイダイビング「タンデムジャンプ」に参加した神奈川県茅ケ崎市の会社員、岡田加奈子さん(当時21歳)とブラジル国籍の男性インストラクター(44)が、墜落死していたことが分かった。メーンと予備のパラシュートが開かず、上空3600メートルから地面に激突した。専門家は「1月に埼玉県で男女2人が墜落死した事故と酷似している」と指摘する。グアムでのスカイダイビング参加者の9割は日本人とされる中で起きた事故だけに、波紋を呼びそうだ。
関係者によると、2人は8月10日午前11時45分(現地時間)ごろ、グアム島マンギラオ地区上空から降下。タンデムはベルトで2人の体をつなぐ初心者向けで、岡田さんは初ジャンプだった。
米連邦航空局(FAA)の事故報告書によると、減速用パラシュートは開いたがメーンは開かなかった。そうした場合はメーンと減速用を切り離し予備を開くが、メーンがついたまま予備を開こうとしたため、予備と減速用が絡まったらしい。
埼玉県川島町で1月11日に起きた事故も、減速用と予備が絡まったことが県警などの捜査で判明した。県警は死亡した男性インストラクター(37)を業務上過失致死容疑で書類送検(被疑者死亡で不起訴)した。
グアムで主催したスカイダイブグアム社は97年に開業。観光客向けのタンデムを中心に営業し、利用者の9割が日本人という。事故1週間後から再開した。同社は「現時点でコメントは差し控えたい」としている。
外務省は「何度も事故を起こした会社ではない」として事故を公表していないが、岡田さんの父隆夫さん(54)と母加代子さん(51)は「注意喚起のため事故を伝えてほしい」と話す。「事故を知らずに今も多くの邦人が飛んでいる。観光イメージが大切なのか」と嘆く。
自衛隊の空挺(くうてい)団出身で、愛好家団体「ブルースカイダイビングクラブ」代表、目黒武夫さん(63)は二つの事故を「装備も形態も酷似し、同類の事故」と断言。その上でパラシュートの仕組みについて「構造改良が必要かもしれない」と指摘している。【高本耕太】
毎日新聞 2004年11月30日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041130k0000e040082000c.html