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肺がん治療薬「イレッサ」(一般名ゲフィチニブ)による副作用死問題で、イレッサ服用後に急性肺障害を発症して02年に死亡した近澤三津子さん(当時31歳)の遺族2人が25日、国と、輸入・販売元のアストラゼネカ社(大阪市)に計3850万円の損害賠償を求め、東京地裁へ提訴した。別の患者遺族による7月の大阪地裁への提訴に続き、この問題をめぐる2件目の裁判となった。
父親で原告の近澤昭雄さん(61)は会見し「副作用は全くないと説明を受けたから使用を承諾したのに、逆にがん患者にとって貴重な『一日一日』が縮められてしまった。命の重さを問う裁判にしたい」と語った。
イレッサは数万人が使用し、今年3月の国の副作用報告で死亡例は444人にのぼる。
訴状によると、三津子さんは02年8月15日〜同10月2日、自宅で服用。同3日に外来診察先の病院で副作用が見つかり緊急入院したが、間もなく呼吸困難になって同17日に死亡した。
原告側は「アス社には副作用で肺障害が多発する可能性を認識していたのに販売した違法があり、国は安全性を十分確認せず約5カ月のスピード審査で輸入を承認した」と主張している。【坂本高志】
▼厚生労働省副作用被害対策室の話 訴状の内容を検討し、関係機関と対応を検討したい。
▼アストラゼネカ社の話 ご遺族との見解の相違などについて説明を行い、理解いただけるよう努めてきましたが、もし東京でも提訴されたとすれば誠に残念です。
毎日新聞 2004年11月25日 20時05分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20041126k0000m040067000c.html