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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041116-00000504-yom-int
【ワシントン=笹沢教一】米ジョンズ・ホプキンズ大学などの研究チームは15日、自閉症の人の脳に免疫系物質の作用によると見られる炎症が生じていることを発見したと発表した。
炎症が脳細胞の損傷につながるのか、何らかの脳機能を促しているのかは不明だが、研究チームは「脳の免疫反応が関係するとの仮説を支持する発見。自閉症の仕組みを理解し、治療手段を確立するのにつながる」としている。この成果は米神経学会・小児神経学会誌の電子版に掲載された。
研究チームは、5―12歳の自閉症児6人の脊髄(せきずい)液と、事故やけがなどで死亡した5―44歳の自閉症の11人の脳を分析。炎症に関与するサイトカインという免疫たんぱく質が、17人全員で普通の人より増えていることを確認した。
同大の医師団は「すべての自閉症で炎症が起きていると確認されたわけではない」と慎重な見方をする一方、「脳内の免疫反応が関与している可能性を示すもの」と評価。さらに詳しい分析を進めるという。
全米自閉症協会によると、米国には自閉症の大人や子供が約150万人いるという。
(読売新聞) - 11月16日13時15分更新