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(回答先: 急性脳症の男性死亡=スギヒラタケ、全国で14人目−山形(時事通信) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 11 月 02 日 20:49:53)
http://www.janjan.jp/living/0411/041101282/1.php
スギヒラタケが示す「犯人」は? 2004/11/03
東北・中部地方の各地で9月下旬から、スギヒラタケを食べて急性脳炎・脳症に陥るという、これまでにないタイプの食中毒が次々に発生し、少なからぬ数の死者が出ている。被害者は、とりわけ腎機能低下の人が食した場合に発症が多く、厚生労働省は都道府県に対し「腎機能低下の人は、当面スギヒラタケを食べないように」との通知を出した。
スギヒラタケは各地で一般的に食用されてきたキノコで、腎透析患者も食べてきた。それでもこれまでは、なんらそのような発症は聞かなかった。スギヒラタケは塩蔵されたものも販売されており、業者や愛好家は「なぜ突然スギヒラタケに毒が出たのか」と困惑している。
22人の発症者を出し6人が亡くなった秋田県では各地元紙が共同通信配布の記事を掲載し、秋田魁新報社のさきがけ on The Webに「なぜ今年? なぜ一部の人だけ?」など、専門家も首をかしげる異変について報じている。
そこで、なんらかの異変がスギヒラタケに起きたことが疑われる。考えられることのひとつは、酸性雨による土壌のアルミの溶出が、スギヒラタケに蓄積されているのではないかということである。
アルミはアルツハイマー病の原因にも疑われているように、脳神経を犯す。土壌中にあるアルミは通常は安定しているが、酸性雨により化学変化し溶出する。森林ではこうした土壌内の有機成分の蓄積・移動・循環などを担っているのが菌類である。野生のキノコが食べられなくなるということは、環境に重大な変化が起きているシグナルでもある。
厚生労働省はスギヒラタケの成分分析をすることを決め、サンプル提出を各県に依頼している。はたしてスギヒラタケが示す「真犯人」はなんであろうか。その結果を待ちたい。
(水沢健彦)