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http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/news/20041020ddm012040122000c.html
仕事上のストレスが原因でうつ病などを発症したり、自殺したとする精神障害の労災申請が、今年度上半期だけで246人となり、過去最高のペースで増えていることが、厚生労働省のまとめで分かった。同期間の認定数は47人で昨年度とほぼ同数だが、うち自殺(未遂を含む)は22人で、昨年度上半期より約6割増えている。
厚労省によると、これまでの最高は昨年度上半期の203人で、それより約2割増えた。自殺の労災申請は56人で、昨年度上半期より約2割減少したが、認定数は14人から22人へ増えた。
厚労省は「精神障害の労災申請の増加は、社会や職場の理解が進み、患者が医療機関を受診する際の抵抗感が薄れてきたためではないか」と分析。さらに、同省の調査で、精神障害の推定患者数は99年度の49万人から02年度の52万9000人へと増加しており、全体数の増加が労災申請に影響しているとみている。
また、過労による脳・心臓疾患の労災申請は今年度上半期が394人で、昨年度上半期比23人増、認定数は116人で同20人減と、おおむね横ばいだった。【大石雅康】
◇「将来に不安」7割を超す−−障害者雇用調査
雇用されている身体障害者の7割強が将来に不安を持っていることが、厚生労働省の03年度障害者雇用実態調査で分かった。前回調査(98年度)に比べて9・7ポイント増加しており、「老後の生活維持」に対する不安が最も多かった。景気低迷などによる社会不安の広まりが、障害者の生活にも影を落としているようだ。
調査は従業員5人以上の企業を対象に実施し、5007社の身体・知的・精神障害者計1万1223人が回答した。
身体障害者で将来の不安を持つ人は71・2%(前回61・5%)で、不安の内容は「老後の生活維持」62・3%(同57・0%)、「仕事を続けられるか」60・7%(同56・3%)の順だった。【大石雅康】
毎日新聞 2004年10月20日 東京朝刊