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2004.10.17
Web posted at: 16:31 JST
- CNN/REUTERS
ストックホルム――携帯電話での通話を日常的に10年間以上続けると、聴神経に良性腫瘍(しゅよう)が発生する可能性が2倍近くに増大するとの調査結果が、このほどスウェーデンで報告された。ただし、調査は旧式のアナログ携帯電話の利用者を対象に実施されたため、現在主流となっているデジタル携帯電話に当てはまるかどうかは不明だ。
報告をまとめたのは、世界最大級の医学研究機関で、ノーベル医学生理学賞の選考委員会が置かれているカロリンスカ研究所。聴神経腫瘍の患者150人と、正常者600人について、携帯電話の使用歴を調べた。
その結果、使用歴が10年を超えた時点で、腫瘍の診断を受ける人が倍増していたことが判明。10年未満のグループでは影響がみられなかった。また、腫瘍の発生が増えたのは左右の聴神経のうち電話を持つ側のみで、反対側の発生率はほとんど変わらなかった。研究チームでは、「この要因を考慮すると、携帯電話の使用によるリスク増大は実質ほぼ4倍に上る」と説明している。
アナログ携帯電話は90年代後半に普及したが、その後デジタル携帯電話の利用が急増。日本での携帯電話サービスは、2000年までにデジタルに一本化された。研究チームによると、調査実施時に10年間以上の使用者がいたのはアナログ方式のみだったため、デジタル携帯電話を長期間使った場合の影響は検討されていない。
聴神経腫瘍は脳内にできる腫瘍のひとつ。一般に進行は遅く、ほかの部分に転移することもないとされるが、放置すると次第に大きくなり、聴力の低下、めまいなどの症状が現れる。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200410170006.html