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◇輸入とうもろこし事情◇
http://www.shinfujin.gr.jp/news/2003/07-03-01.html
農民連食品分析センター所長 石黒昌孝さん
とうもろこしは、生食を除くとほとんど輸入ですが、最近は、生や冷蔵のスイートコーンまで輸入があります(02年千八百八十三トン)から、季節はずれの焼きとうもろこしなどは、輸入ものの可能性が大きい。とうもろこしの使い道は多く、家畜の飼料からファミリーレストランのつけ合わせ野菜やコーンスープ用、コーンミール(粒)や菓子、調味料、ビールの原料などにも利用されるコーンスターチ(デンプン)など、ほとんどが輸入でまかなわれています。
アレルギー性が強く、アメリカでコーンスナック菓子を食べた人が呼吸不全になるなどの健康被害をもたらした遺伝子組み換えとうもろこし「スターリンク」は、日本では食用、飼料用すべてに許可されていませんが、二年半前、パンや菓子、ビールなどに使われていた「共立食品」のコーンミールからスターリンクの混入が発覚。市民団体からの指摘で、厚生労働省は混入を確認していたにもかかわらず、アメリカに通報しただけで日本国内には知らせていなかったことがわかりました。
飼料用についても農水省がその年の十一月に検査したところ、三分の二の飼料から発見されました。
経費を日本に負担させ徹底したはずの検査も、事前にアメリカから送られてきたとうもろこしからスターリンクが発見されるというずさんさ。名古屋港で02年十二月にも米国産とうもろこしからスターリンクが発見されています。水際チェックのための検査機器は、農水省に飼料用がたった一台あったきりで、つい先ごろ神戸港でやっと体制をつくったと報告されたところですから、食用はまったく野放し状態です。
とうもろこしは雌雄異花植物で、雄花の花粉が広範囲に飛ぶため、遺伝子組み換えがそうでないものによく交雑します。アメリカではすでにスターリンクの栽培は禁止されましたが、同国のとうもろこしの三〇%が遺伝子組み換えです。最近も非遺伝子組み換えのはずの種に混ざっていたことが問題になっています。表示や検査を徹底させるとともに、加工品はなるべく食べないというのが、自己防衛策でしょう。