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【ニューヨーク=田中昭彦】米カイロンは5日、英リバプール工場でのインフルエンザワクチン生産を停止するよう英当局から命令を受けたと発表した。米国のワクチン販売の半分を握る同社の主力薬が出荷できない状況になったため、米政府は緊急事態に備え、残る半分を供給している仏サノフィ・アベンティス・グループにも増産を働きかけた。
カイロンは生産差し止めを受けた理由を「製造工程の不備」と発表。停止は3カ月間で、年間を通じて最需要期となる今冬に向けたワクチンの出荷はほとんどできなくなった。同社はインフルエンザワクチンの9割を米国、1割を英国で販売している。
今年は米市場にインフルエンザワクチンを4600万―4800万本分出荷する予定だった。これは予想される需要のほぼ半分にあたる。事態を重視した米食品医薬品局(FDA)も急きょ調査に乗り出した。米国立衛生研究所(NIH)は「(インフルエンザワクチンの接種には)緊急性に応じて優先順位をつけることを真剣に検討しなければならない」としている。 (12:34)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041006AT2M0600S06102004.html