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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040930-00000004-cnc-l25
【滋賀県】長浜バイオ大(長浜市田村町)の大島淳教授(47)=遺伝子工学=らと精密金型メーカー「トラスト」(兵庫県加西市)は二十九日、臨床現場用の遺伝子検査キットと装置の共同開発に着手した、と発表した。二〇〇五年度中の試作を目指し、商品化につなげていきたい意向だ。 (小池 豊徳)
感染症や遺伝病に対する遺伝子の検査は、正確な検査ができる半面、検査過程が煩雑で長い時間を要する。このため、臨床現場ではタンパク質を調べる抗体検査が主流となっている。
遺伝子検査は(1)DNAの抽出(2)遺伝子を数百万個に複写(3)検出、解析−の三つのプロセスを踏む。現在は、それぞれ個別の装置を用いるなど、検査結果が出るまで半日ほどかかるという。
開発を目指している装置では、スライドグラスようの板状チップ上で、三つのプロセスを進めることができる。成功すれば、十分程度で病原体の遺伝子を測定することが可能という。
これまでに大島教授らは、遺伝子複写の過程を従来の十倍以上のスピードで増幅させる技術を開発しており、トラストの精密金型技術をチップ開発などに採用する。試薬開発やDNA解析にもバイオテクノロジーを応用する。
大島教授らは「十分以内で遺伝子検査をすれば、病気などが早く正確に診断できる。症状の悪化や病原菌が拡散する前に的確な治療ができる」と話している。
(中日新聞) - 9月30日11時4分更新