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2004.09.22
Web posted at: 16:53 JST
- REUTERS
ロンドン(ロイター) 英保健省は21日、血液製剤の原料に変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)発症者の血液が含まれていたとして、血友病患者など血液製剤使用者約6000人に対し、注意を促す通達文を送った、と発表した。
英保健省主任医務官のライアム・ドナルドソン氏は会見で、血液製剤によるvCJDの発症リスクは非常に小さいと強調。その上で、政府は「厳重な警戒」をするために通達した、と述べた。
ドナルドソン氏によると、血液製剤使用者のvCJD発症率は、1980年代から90年代にかけて牛肉を食べていた人々と比べ、ほんの少し高いだけだという。「今回通達した情報は、血液製剤を使っている人々とその主治医が、vCJDの新たな感染の危険を最小限に抑えるために必要なもの」と、話している。
vCJDは、異常プリオンたんぱく質が脳にたまり神経を損なう病気で、牛海綿状脳症(BSE)の牛が感染源とされる。英国ではこれまでに、2人の患者が輸血が原因で、vCJDに感染した疑いが持たれている。両患者とも、献血後にvCJD感染が明らかになった人の血液を輸血していた。そのため、現在英国では、過去20年間に輸血を受けた人の献血を禁止している。
保健省の専門家でノッティンガム大学教授のリンゼイ・デイビーズ氏も、英スカイテレビのインタビューに、「(vCJDの)発症リスクは、非常に低い。我々は、公衆衛生における予防措置として、血液製剤を使用している人々に対して臓器移植や献血を行わないよう、また医師らに対して新たな感染者が出ないよう、注意を呼びかけたいだけだ」と答えている。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200409220016.html