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福岡ダイエーホークスの本拠地・福岡ドームなどを所有する「ホークスタウン」は29日午前、臨時株主総会を開き、高塚猛社長ら役員3人を解任した。高塚氏については「重大な法令違反行為があった」ことを理由にしている。同社は社内に「不正・ハラスメント問題調査委員会」(委員長・小林英明弁護士)を設け、関係する問題を調べるとしている。その後の緊急取締役会で、後任社長には、同社の全株式を所有する親会社コロニー・キャピタルの増井利夫・駐日代表が選任された。
他に解任されたのは、大西義威専務と安田裕明常務。また安藤光郎副社長は辞任し、顧問に就任する。新たな代表権のある専務には橋本浩成、菅井雅俊の両氏、常務に長田一幸、藤本哲也の両氏を選任した。
同社は、ダイエーが福岡事業として展開した球団、球場、ホテルの「福岡3点セット」のうち、球団以外の施設経営などをする企業。ダイエーの経営不振に伴う資産売却で、米国の投資会社コロニー・キャピタルが600億円で買収し、4月に経営権が移った。高塚氏はダイエーの所有当時に社長に選任され、コロニー買収後も引き続き務めた。
関係者によると、同社には最近、高塚氏によるセクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)などの情報が入り、その後、公的機関にも相談があったという。このためコロニー側は高塚社長ら3幹部に調査や対策を取るよう求めたが、聞き入れられなかったという。
同社は午前11時半から福岡市内で記者会見し、高塚氏らの解任を発表。「不正・ハラスメント」の具体的な事実については、「プライバシーの問題」などを理由に明らかにしなかった。また、ダイエーホークスが今季を1位で終え、目前にパ・リーグのプレーオフが迫っているこの時期にあえて解任に踏み切ったことについて、増井新社長は「公的機関にも相談が届いている現状で、これ以上看過することは企業倫理上できなかった」としている。また「解任について当人らの異議はなかった」という。
高塚氏は「何も聞いていない」と話している。
◇ダイエー本社と確執、球団社長辞任
高塚氏はダイエー福岡事業の「再建請負人」として招へいされ、99年4月にドーム球場やホテルの運営会社、福岡ドーム副社長に就任。00年度に福岡事業は初の営業黒字を計上し、高塚氏の経営手腕が評価された。02年10月には福岡ドーム、球団社長に就任し、福岡事業の全権を握るようになる。
しかし、03年11月にダイエーホークス主力の小久保裕紀選手の巨人への無償トレードをきっかけに、選手やファンから高塚氏のワンマン経営に対する不満や批判が噴出。ダイエー本社との確執も表面化し、今年4月、高塚氏の経済出版社社長就任をきっかけにダイエーから社長辞任を迫られ、社長を退いてオーナー代行にとどまった。
一方で、コロニー・キャピタルは同月、買収したホテルやドームの運営会社、ホークスタウンの社長に、買収前と同じく高塚氏を起用した。
毎日新聞 2004年9月29日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040929k0000e020073000c.html