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(回答先: シティグループ:40階建てのオフィスビル完成 2004/09/28(火) 14:02:47 【中国情報局】 投稿者 hou 日時 2004 年 9 月 28 日 19:48:00)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040928-00000025-dwj-biz
シティグループホームページ
http://www.citigroup.com/citigroup/homepage/
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米シティグループ(NYSE:C)のチャールズ・プリンス最高経営責任者(CEO、54)は、サンフォード・ワイル氏からCEO職を引き継いでから1カ月後の2003年11月、機関投資家に向かって、アカウンタビリティー(説明責任)の重要性について語っていた。
そのプリンスCEOが、10月1日に就任1周年を迎える。同CEOが昨年秋に自ら設定した基準やシティグループの株価パフォーマンスに基づくと、投資家やアナリストが同CEOに与える1年目の成績はまちまちなものだ。
経営破たんしたエンロンやワールドコム(現MCI)との不明朗な取引をめぐるスキャンダルや、傘下の証券部門アナリストの利益相反問題などに見舞われたシティグループで、同CEOは、当局との関係改善、企業統治(コーポレートガバナンス)の強化に積極的に取り組んできた。
しかし、その後も倫理上の問題が後を絶たないことから、一部の投資家は同CEOの努力の効果を疑問視している。
「会社全体に浸透した企業文化の問題があるようだ」とジョンソン・アセット・マネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、ウェンデル・パーキンズ氏は話した。ジョンソン・アセットはシティグループの株式を保有している。
パーキンズ氏によると、ワイル氏がCEOだった時代、投資家のシティグループに対する評価は、ワイル氏に対する意見を反映していた。プリンスCEOの控えめな姿勢により、シティグループの評価は以前よりも難しくなったという。「(プリンスCEOは)自身が誰で、何を信じ、何か考えているのかを人々に伝えることがうまくない」とパーキンズ氏は言う。
同CEOは中国に出張中であるため、今回の記事の取材ではコメントを得られなかった。
同CEOの就任後、シティグループの株価は当初、値上がりしたものの、その後は下げている。27日終値は43.61ドルと、就任時の水準を4.2%下回っている。昨年10月1日から先週までの期間、ダウ・ジョーンズ米国多角的金融株指数は6.5%、ダウ工業株30種平均は7.7%上昇している。シティグループは両指数の構成銘柄。
就任後、同CEOは、シティグループの証券部門の利益相反問題を厳しく追及したニューヨーク州のエリオット・スピッツァー司法長官との関係改善に取り組み、成功を収めている。また、ライバルによる大型合併が続くなかでも、ワシントン・ミューチュアル(NYSE:WM)の消費者金融部門、韓国の韓美銀行、ナイト・トレーディング・グループ(Nasdaq:NITE)のオプション部門など、シティは買収対象を比較的小規模なものにとどめ、こうした慎重姿勢に対しては評価の声が聞かれている。
しかし同CEOの就任から数カ月後、シティグループはイタリア食品大手パルマラットの破たんに関連する費用2億4200万ドルを計上すると発表。今年5月には、旧ワールドコムの株式・社債保有者らが起こしていた集団訴訟で26億5000万ドルを支払うことで和解したと発表し、エンロンなどその他訴訟向けの引当金を積み増すため、4−6月期に49億5000万ドルの費用を税引き後に計上すると明らかにした。
巨額の費用計上を受け、過去のスキャンダルをぬぐい去る作業は「底なしの穴」ではないかとの懸念する声が投資家から聞かれるようになった。
今月には、日本の金融庁がシティバンクの在日4拠点の認可を取り消す行政処分を下している。
欧州や日本での不祥事が最終損益に直接与える影響は大きくないとみられるものの、シティグループが従業員の行動を監視するのに適切な制度を確立できていないことを、こうした問題は示していると多くのアナリストはみている。
(9月28日付のHeard on the Streetより)