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成果主義、残業増…職場はギクシャク
『心の病』 訴え急増
不当解雇、賃金不払いやセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)などを扱う東京都労働相談情報センター(千代田区飯田橋)の窓口に心の病を訴える相談が急増し、昨年度は過去最高の九百六十三件に達したことが分かった。労働相談の支援機能として都内二カ所で専門相談員が対応する「心の健康相談」窓口への相談件数も、昨年度は百九十一件で過去最高だった。企業内での成果主義の浸透や残業時間増など長時間労働が背景にあるとみられる。
■都の労働相談、過去最高
まとめによると、二〇〇三年度に同センターなど都内六カ所の窓口(旧労政事務所)にあった電話や来所による相談で、相談者が「心の問題を抱えている」と自ら打ち明けたケースは男性が四百四十二件、女性が五百二十一件で前年度より一気に43・3%増えた。労働相談の総計はここ数年は四万九千件前後と横ばい傾向だが、心の問題の訴えは一九九九年度の約二・四倍。本人が打ち明けない事例を含めると実態はさらに深刻化している可能性がある。
担当者によると、会社が従業員に自主的な退職を迫っていじめにつながり、精神的に追いつめられるケース、職場の人員削減が進み特定の従業員に多くの仕事と責任がしわ寄せされ、その重圧に耐えかねるケースが目立つ。しかし、急増の原因は「分からない」という。
労働相談窓口では労働問題として相談・あっせんを行うが、心の問題を抱えた相談者は単なる労使問題として解決できない場合も多い。こうした相談者のケアのため、同センターと国分寺事務所に心の健康相談窓口があり、昨年度は前年度より85・4%多い男性九十二件、女性九十九件を受け付けた。ただ、専門相談員はそれぞれ一人だけで、相談は週一回にとどまり「対応は限界にきている」といい、相談の急増に苦慮している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040924/eve_____sya_____000.shtml