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【暮らしと経済】生活とマネー eコノミーが行く 郵便サービス(1)
自治体の業務、受託も
コノミーです。「郵政民営化」の基本方針っていうのが閣議決定しましたね。関連法案が成立すれば、平成十九年四月に窓口ネットワーク、郵便事業、郵便貯金、郵便保険の四つの会社になるらしいけど、少し先の話って感じ。それまで待たなくても、今の郵便で利便性は良くならないの?
◆自律化目指し公社へ◆
日本郵政公社っていうのになってから、どう変わったのかしら。郵政公社の近畿支社で、広報室長の山田義勝さんに尋ねてみました。
山田さん「公社ができたのは平成十五年四月です。省庁再編で十三年に郵政事業の実施部門として発足した郵政事業庁が、さらに経営の自律化、弾力化を目指して公社に移行したんですよ」
公社って、NTTになる前の電電公社とか、日本たばこ産業(JT)の前の日本専売公社とかでしょ。JRの前身の国鉄も、そうだったのか−。公共性の高い事業を行う企業体の別称なのね。
山田さん「郵政公社の総裁には生田正治・元商船三井会長が就任し、十五−十六年度の行動計画を策定しました。二年間で、職員を一万七千人減の二十六万三千人としたり、物品の調達コストを二割以上削減するなどの効率化や、営業力の向上に取り組んでいます」
◆真っ向サービス◆
そういえば、公社が発足したころ、「真っ向サービス」というポスターを郵便局で見たけど、あれってどういう意味?
山田さん「お客さまにより良い魅力的なサービスを提供する気持ちを込めました。民間的手法も積極的に導入し、意識変化を進めているんですよ。公社移行後、こんなサービスが導入されました」
《(1)写真つき切手シート作成サービス(2)全国一律五百円の定形小包「EXPACK500」(3)翌日配達エリアの拡大(4)冊子小包や定形外郵便物の料金引き下げ(5)家庭の廃棄パソコンを郵便小包で回収(6)コンビニエンスストアでの郵便ポスト設置拡大、郵便小包の引き受けも試行−など》
へえ、こんなにあるんだ。ところで、コンビニのローソンが十一月から、郵便小包の取り扱いを始めるんでしょ。宅配便のヤマト運輸は「民業圧迫」と批判し、ローソンとの契約を解消したけど…。
山田さん「郵便小包の宅配便市場シェアは6%しかなく、30%を超えるヤマト運輸を圧迫する状況にありません。ローソン店頭で、お客さまが決めるべきと考えています」
◆郵便局も改革◆
山田さん「郵便局でも例えば、記念切手などは見本をカウンターに置いていましたが、現物をフックでつるしたら、売れ行きが伸びたんですよ。それから、ワンストップサービスも紹介させてください」
何ですか、それ?
山田さん「地方公共団体が処理する業務を受託し、住民の利便性向上を図ります。戸籍謄本・抄本、住民票の写しなどの証明書交付や、公営バス回数券、ごみ処理券、ごみ袋などの販売を請け負うんです」
他にも、外回りの職員が高齢者の異常の有無を確かめたり、廃棄物の不法投棄の情報提供も引き受けるんですって。郵便局って、いろいろなことをしてるのね。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/22bus003.htm