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MS「オフィス」設計図を開示へ ソフトの透明性を主張 リナックス陣営に対抗
【ワシントン=気仙英郎】米マイクロソフトは十九日、ワープロや表計算などを含む事務用統合ソフト「オフィス」のソースコード(設計図)を各国政府に開示する方針を発表した。設計コードの開示で、無償公開されている基本ソフト(OS)「リナックス」に対抗する狙い。特に欧州連合(EU)は、同社のOS「ウィンドウズ」を独占禁止法(競争法)違反と認定するなど市場支配に対して強い懸念を抱いており、ソフトの透明性を高めることが得策と判断した。
今回の開示は今年一月に、ウィンドウズの設計情報を各国政府に開示したことに続く措置。開示対象になるのは、同社の「政府安全保障プログラム」(GSP)に参加している各国政府で英国、スペイン、ロシア、中国など三十カ国以上が対象になる見通し。同社では今回の開示で、参加政府が増加すると予想している。
設計コードは、ソフトの青写真にあたるコンピューター用プログラム。政府や企業がこの情報を得られれば、ソフトを独自に改良し、セキュリティー機能を高める対策が可能になる。EUは、ソースコードを公開せず、ハッカーなどの攻撃を受けているマイクロソフト製品への不信感から、設計情報が開示されているリナックスをもとに事務用統合ソフト「オープンオフィス」を活用しつつある。さらに、同社製品にバックドア(裏口)が仕掛けられ、米政府がそれを利用してEU各国の情報に不正にアクセスしているのではないか、との疑いをEUが抱いていることも今回の開示につながった。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/21kei001.htm