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夢の“東北球団”へ沸く宮城 知事「全力で支援」 ライブドア新球団設立表明
「大歓迎!」「わくわくする」「東北でもやればできる」
ライブドア社が仙台を本拠地とするプロ野球の新球団設立を表明した十六日、宮城県内は野球ファンを中心に期待と興奮の声で沸いた。宮城球場を所有する県やホームタウンとなる仙台市も全面支援を表明。日本プロ野球組織(NPB)の承認や、老朽化した球場の改修など、今後乗り越えなければならないハードルも多いが、東北初のプロ野球チーム誕生へ機運は高まるばかりだ。
「全力を挙げて支援し、フランチャイズに見合うすべての条件は満たす」。宮城県の浅野史郎知事は同日夕、緊急会見を開き、誘致への意気込みを強調した。浅野知事は今月九日、ライブドアの堀江貴文社長との会談で初めて球団設立を持ちかけられたという。「願ってもない話。デメリットはない」と誘致を決断した。
知事との会見に同席したライブドアベースボール社の中野正幾取締役は、仙台を選んだ理由について「都市は札幌より小規模だが、マーケットは東北全域に及び、北海道日本ハムと変わらない市場規模がある」と説明。仙台市の藤井黎市長も「東北地方一千万人の期待を背負いながら取り組んでいきたい」と“東北球団”を目指す考えだ。
仙台市民らがプロ野球チームの誘致を働きかけてきたことも決め手となった。運動を展開してきた「仙台市民球団企業組合」の竹内健二顧問(五五)は「社会人やプロ野球OBなどの協力も得て、本来の市民球団を作りたい」と、早くも球団構想を披露した。
小学生のころに宮城球場でロッテ戦を観戦したという仙台市宮城野区の公務員、伊藤哲也さん(三四)は「友達もほとんどロッテファンで、学校は野球の話で持ちきりだった。また子供たちに夢を与えてくれるんですね」と胸を躍らせる。
もちろん、新球団設立が実際にNPBに認められるかどうかは不透明。浅野知事は「オーナー側の鉄の団結もありますから」と、ライブドアの参入に懐疑的なNPB側を牽制(けんせい)した。
また、球場の電光掲示板設置やスタンド改修などが不可欠。費用はライブドア側が負担するとしているが、中野氏は「市民の出資を募ることも検討中」と話した。
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県営宮城球場 仙台市宮城野区宮城野。宮城野原公園総合運動場の一角。両翼91.44メートル、中堅121.92メートル。収容人員2万8000人。面積2万8000平方メートル。昭和25年5月に完成し、開場記念で毎日−大映、毎日−南海戦などを行う。48年から52年までロッテオリオンズ(当時)が準本拠地として使用。多い年で年間44試合のプロ野球を開催。数回の改修を経ているが「最も老朽化したプロ野球開催球場」とも。平成16年のプロ野球開催は過去最低の3試合。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/17na1003.htm