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金融庁は16日午後、大手銀行の貸出債権の自己査定と、同庁による2002年9月中間期から2004年3月期までに実施された「金融検査マニュアル」に基く3巡目の検査結果との格差を公表した。不良債権と回収に注意が必要な「灰色債権」の額について比べたところ、銀行査定は34兆5543億円だったのに対し、同庁検査では36兆4675億円となった。格差は5.5%で、2003年9月に公表した2巡目検査での格差10.1%より縮小した。
将来の貸し倒れに備えた引当額については、銀行見積もりの10兆3000億円に対し、金融庁の判断は11兆7287億円。格差は13.9%で、前回の14.2%からやや低下した。
金融庁幹部は、「検査では銀行側が厳しく査定している債権は指摘せず、楽観的と判断される債権を指摘している」とした上で、貸出債権の自己査定と検査の格差の適正水準は「今回の水準程度ではないか」とみている。また、金融庁は個別名を明らかにしていないものの、11行のうち1行は格差が30%弱に達した。〔NQN〕 (16:49)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040916AT3L1605B16092004.html