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9月8日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長は8日、下院予算委員会の公聴会で、「最新データは総じて、景気拡大が一部の推進力を取り戻してきたことを示唆している」と述べ、景気の「軟弱局面」から回復しつつあるとの認識を明らかにした。
また、同議長は「8月半ばにかけての石油価格の上昇にもかかわらず、インフレならびにインフレ期待は過去数カ月にわたり弱まってきた」と、物価安定に自信を示した。ただ、議長は石油価格の先行きについて、「長期的な供給をめぐる懸念が高まっているうえ、中国、インド経済の拡大に伴う需要増により、石油先物の期先相場が近年のレンジから大幅に上放れしてきた」と、警告した。
グリーンスパン議長が「米経済は一部推進力を取り戻してきた」と述べ、景気の先行きに自信を示したことから、今月21日の連邦公開市場委員会(FOMC)は、「慎重なペース」で緩和政策を解除するという当初方針に沿って、フェデラルファンド(FF)金利を0.25ポイント引き上げて1.75%とする見込み。
小幅な緩和解除
ロバート・マクティア・ダラス連銀総裁は前日、「過去2回の利上げにもかかわらず、インフレを除いた実質金利はマイナスないしゼロ水準だ。さらに慎重なペースで利上げしても、金利は引き続き非常に低い水準にとどまるだろう」と述べ、この利上げ局面を緩和政策の「ペダルを少し緩めるに過ぎず」、金融引き締めではないと説明した。
さらに、グリーンスパン議長はFOMCの2大目標のひとつである「最大限の雇用確保」について、「非農業部門の雇用者数は、今春に比べて少ないものの、8月に再び増加した」と指摘した。8月の非農業部門雇用者数は14万4000人増と、ほぼ潜在成長率に一致する水準に復帰した。同月の失業率は5.4%で、前月の5.5%から低下した。同議長は2月の議会証言で、物価上昇をもたらさない失業率の水準について、「4%に近い」と指摘していた。
原題:Greenspan Says Economic Expansion `Has Regained Some Traction'
{NXTW NSN I3Q8A61A1I4H http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=ayPweaAjVKt0&refer=jp_home
記事に関する記者への問い合わせ先:
ワシントン Craig Torres Washington ctorres3@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Kevin Miller kmiller@bloomberg.net
更新日時 : 2004/09/09 00:50 JST