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2004年 09月 8日 水曜日 10:18 JST
[東京 8日 ロイター] 日銀が午前8時50分に発表した8月の貸出資金吸収動向は、貸出平残の銀行・信金計が前年比で2.8%減となり、7月の同3.4%減からマイナス幅が縮小した。5月に同3.7%減と、2001年6月の同3.8%減以来の小さなマイナス幅となって以降、6月が同3.7%減、7月が同3.4%減と、前年比でのマイナス幅縮小が続いている。
銀行計の貸出平残は前年比3.1%減となった。これは、98年9月の同2.7%減以来の小さなマイナス幅。日銀関係者は、残高の前年比マイナス幅の縮小が続いていることについて、住宅ローンで新商品を出すなど、銀行等が積極的な貸し出し運営を行っていることと関係があるかもしれない との見方を示した。
この指標の結果は、債券市場ではマイナス材料と受け取られている。「前年比2.8%減は、インパクトがある数字。景気回復がベースになって、貸し出しが増えてデフレの世界を描く必要がなくなっているのは事実。債券にとっては、景気回復を示す内容で、プラスには働かないだろう」(新光証券の債券ストラテジスト、三浦哲也氏)との声があった。
銀行貸出は、企業が有利子負債の圧縮に努めて借り入れを控えてきたことを背景に、前年比でのマイナスが続いていたが、最近はマイナス幅が縮小し始めている。
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