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2004年 09月 8日 水曜日 14:46 JST
[東京 8日 ロイター] 経済産業省が発表した4─6月の産業活動分析によると、在庫循環からみて、4─6月期は、生産の伸びに応じて在庫を意図的に積み増す「在庫積み増し局面」にあるが、生産上昇幅の鈍化を示唆するような動きも見られ、今後の動向を注視する必要があると分析している。
今回の景気拡張期間はすでに30カ月程度に達しているが、そろそろ景気の山を迎えるのではないか、との懸念が出ている。産業活動分析によると、これまでの景気循環では、在庫の水準が平均で100を上回ってから1─3四半期後に景気の山となっている。今回の拡張期ではすでに100を上回り2四半期が経過していることは、景気の先行きに対する懸念材料ともなっているとしている。
特に電子デバイス工業では、すでに在庫循環から見て、「在庫積み上がり局面」に入っていると同省では分析している。
一般機械や電気機械工業ではまだ「在庫積み増し局面」にあるものの、全体として今後の推移を注視する必要があるという。
生産面からみると、「2─3期前には見られなった、少なくとも生産上昇幅の鈍化を示唆するような動きがいくつか見られる」と指摘している。もっとも、企業は最近在庫を極力持たない傾向にあるため、同省幹部は「在庫水準はITバブル時より低い水準にある」ことから、ただちに大幅な在庫調整に陥ることはないと見ている。
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